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少子化について本気で考える(4)【精子が腐る編】

みんな知ってるわかりきった常識を真剣に話していきたい。
半分やさしさで出来ているバファリンがすき。
だから言いたいことはまとめに書いといたよ。
時間がない人は、まとめに飛んでそっと画面を閉じても大丈夫。

主に高齢出産についての話。

産業編とバナナ編を読んでからのほうが面白いかもよ。

1000を消費して1を出す

女のヒトは、この世に生まれてくるときに200万個の原始卵胞を持ってる。
この細胞は、最初に与えられた物が全て。
生きてる途中で増えたりしない。減っていくのみ。

では、わざわざ200万個細胞を用意しているからには、一人で200万人の出産を想定していたのか?

そんなに人間を出産できたら一瞬で地球の資源が枯渇どころか、草の根一本残らない世紀末がみえる。

けれど安心して欲しい。
ヒトは一回の排卵に原始卵胞を約1000個消費している。
細胞の隅々まで大量消費社会が根付いている生き物なのだ。

卵母細胞が成熟する約12歳。
1000を消費して1を出す。
それが女の生理である。

今日食べた目玉焼きは卵子なんだなぁって思うと感慨深い。

ニワトリの卵子はでかい。
彼女らは毎日、排卵日。

そして、精子は腐る。

大量消費社会のツケ

地球の石油や天然ガスはあと50年ほどで枯渇するように、私の卵子も50年すると枯渇する。
『羊水が腐る』で一気に認知度があがった出産タイムリミット説。
実際に羊水は腐ることはないのだが、卵子は猛スピードで減ってる。
なんなら、状態のいい卵子から減っていく。

20代で10万個、30代で2万個に激減である。

昨今は、『減るの知ってるけど、35歳くらいまでは子作り余裕なのかな?』という雰囲気を感じる。

雨にも負けず
風邪にも負けず
勉強をし
丈夫な体を持ち
褒められまくり
金ももらえる
不妊外来の医者に
わたしはなりたい。

あ、今月もまた私の卵胞1000個減った。
そして、精子は腐る。

ここからはQ&A方式を採用して高齢出産の疑問について書いていきたい。

Q.35歳が高齢出産?いつだれが決めたの?


A.医者が決めた。

Q.なんで?
A.病院で管理したいから。

Q.なんで?
A.染色体異常出現ガチャがフィーバーするから。

Q.それってやばいの?
A.流産、死産、早産、ダウン症の確立が上がる。

Q.それってやばいの?
A.35歳時点でダウン症発生率は385人に一人。

Q.35歳時点ではまだヨユーかな?
A.48歳時点でダウン症発生率は14人に一人。

Q.精子は腐る?
A.腐らせないためには冷凍保存ができます。

30歳


今からたった30年前の1990年、高齢出産の定義は30歳以上の初産婦を指してた。
内閣府の妊娠適齢期を意識したライフプランニングによると、20歳から31歳が妊娠、出産、育児に適した時期としている。

日本の首都、東京の2019年平均初産年齢

30.7歳。

【まとめ】精子が腐る

3000万個の精子が毎日作られて続け、思春期から老年期までエンドレス生産している。
しかし男性の精子異常は年齢とともに上がっていき、不妊原因、自閉症発生率や精神疾患率、小児がんが増える。(スウェーデン、カロリンスカ研究所)
2019年Nature Medicineによると、ヒトは34歳、60歳、78歳という年齢を迎えると急激に老化することが発表された。
女性の年齢に関係なく、男が35歳以上の流産率は高くなっている。

ヒトという生き物は男女とも一律35歳で一気に老化するように、遺伝子がプログラミングしているよ。
ヒトという哺乳類が健康に繁殖するには、35歳までという適齢期がある。

精神論で何とかできる問題ではない。
それが老い。

ねらい


倖田來未さんの炎上発言のおかげで女性の意識が変わったように、男性の意識を変える炎上発言をだれかしないかなぁ。と思って書いた。
みんな幸せになればいいと思っている。
不妊治療頑張っている人や、高齢出産する人、妊娠している人、これから家庭を築く人を応援している。
妊娠ってすごく大変。
元気な赤ちゃんを産んで、幸せに暮らしてほしい。

次回は 大学無償化偏↓
https://note.com/marimo8182/n/n32c2df54ea64

読んだ本と資料

厚生労働省とか、ネットニュースとか意識高い系雑誌とかが妊娠出産不妊話をわんさか掲載しているよね。


https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/meeting/taikou/k_3/pdf/s2-1.pdf



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