家を修繕する話
2年に一度以上の頻度で引っ越しているので、だんだんとボロい物件を手直しすることによって価値を上げる術を覚えた。
「ここに長期間住む!」という気合いも薄いので、手直し失敗したら引っ越せばいいな。ぐらいの気持ちで物件に手を出したりする。
そして一応失敗せずにどの物件も快適にしてきたと思う。
さて物件もあらかた修繕が済んだので、今日はその成果を書こうかと思う。
といってもやってくれたのは業者様で、本当にすごい技術だなぁといつも感心しているんだ。
床の補修
床が剥がれていた。
前住人は何をしたのだろうかと思うけど、素材も原因かな。
本当の木ではなくボール紙の上に木目シールを貼ったような床だし、劣化は進んでいそう。
当初は全面張り替えを予定していて見積もりを取っていたけれど、床を全部剥がして組み直すのも時間と費用面でどうかなぁ?と考え直した。
直張り工法という、既存のフローリングの上からさらに重ね貼りする方法があることを知る。
既存の床に木目シートをはるから1日で作業が終わるらしい。すごいぞ。
そして最後に出会った工法として1番面白かったのが、
「絵の上手い人に破損部を描いてもらう」
ウケる。
費用、5万。安い。
それでも一抹の不安はある。
例えばイタリアの絵画の修復依頼をしたら
画力は個人差があると思う。
けど面白いから頼んでみた。
さて、どうなるだろうか
床を描いてもらう依頼
当日8:00に1人の若い女性が大きな荷物を背負って来た。
この女性に我が家の床の命がかかっているのだ。
もしイタリア絵画みたくなったらウチを訪ねて来た人に見学料取ろうと思う。ワクワク
そして作業が始まって、19:00に終わりましたと連絡が入った。
どうなっているだろうか??
ドキドキしながら案内された床を見る。
そこにはなんと
床があった!!
すごい!!!これはちゃんと床だ!!!
え?
床だーーー!!!?
描いたの?描いたのコレ?
すごくない?
どこに傷があったのかさっぱりわからないから、舐めるように床を見てしまった。
木目がナチュラルに馴染みすぎている。
損傷していた時には床の存在を気にしまくっていたが、手書きのすごい床になってからは視線が止まる不快が無くなった。
普通なら床なんて気にも留めないただの床なのだが、手書きのすごい床になった瞬間に気にならないけど気になる存在となったのもすごい。
色ってすごく調合が難しいと思うのだけど、完璧だ。
床が全体的にヤバいことが発覚した。
美大卒ですか?と訊ねたら、絵は描いてましたが美大じゃないです、ありがとうございます。と言っていた。
木目を書く専門職人さんの技術カッコいい
おわり
おまけ(その他のリフォーム)
ヤニなのか、オレンジに染まったトイレも綺麗にした。
配色を若い男性の職人さんに一任してみたら、グレーのツィード生地のようなものに石風のクッションフロア
天井は少し濃いグレーでカッコよく仕上げてくれました。
すごいなぁ、ありがとう
続いて、食洗機と水栓も導入した。
食洗機に至っては全ての家に導入されるべきだと思う。
ついてないのは残念すぎるから、私が住んだり管理する家にはどんどん導入させていければと思ってる
そういえば、食洗機を導入しないの?とママ友に訊ねたら「無理なの。義母が手洗いしか容認してくれなくて...」と言っていた。
なぜなの...?理解に苦しむ。
義母さんが川で洗濯してるなら理解できるけど、洗濯機使ってるよね??不思議ー
あとは荒れ放題の庭を
さて、少しずつ住み良くなってきて満足
それにしても床、すごかったなぁー!
休憩除いて手書き10時間もすごい。
10時間も床、描ける??
すごいなぁ
本が欲しい