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旅の重要性

旅行をすることが幸せだ。

これは本能で、狩猟採集をして生きていく事がヒトという生き物の野生の在り方だったなら、その手っ取り早い手段の1つが旅行である。

狩りをするということは、常に移動し続けて生きていくことなのだ。

移動先で感覚を研ぎ澄まして、新しい場所に適応する。

旅よりも大変だが、時おり引越しをしたくなるのも本能だろう。

「稲作が優れていたから」定住した訳ではなくて、「狩りができる環境では無くなったから否応なしに」定住したのだ。
ヒトは本来、定住しない生き物だということを理解した。

そして本能を満足させることは、どんな気晴らしや暇つぶしよりも効果的だから重要である。

遠くに行くことは楽しい。
今住んでいるところと環境が異なっていればいるほど良い。
知らない事が多いほど脳への刺激量が多くなり、負荷がかかるから退屈とは無縁になれるんだ。


旅はすごい。

日本人パスポート保有率

日本人のパスポート保有率が20%を切ったらしい。
20%のうち、「ただ保有しているだけ」になっている人はどれくらいいるだろうか。
すっかり10年パスポートが眠っていて、いつ切れるのかすら忘れられている。

コロナや戦争などで海外へ行くハードルが上がっていた結果だけれど、今海外を飛んでる人はそれだけでとても貴重、少数派である。

コロナに関しては、少しずつ制限が解除されてきたように思う。


ビザなしで193都市にも行くことができる最強パスポート第一位は今年もJAPANで、他の国に手続き不要で出かけられるのはお得すぎる。

せっかくなら活用したい。

旅は余計なことを考えずに済むからいい。

もし旅行にコミュニティ内で価値をつけたいのならば、日本人が行かないところに行くのがベストだ。
秘境、未開、日本人比率。

そんなことを考えながら貴重な時間とお金を使って旅をするとよりお得だ。

他人がしていないような経験をすると、その人と違う視点に立てる。
コロナもどんな病気か理解されたし、やっとたくさん出歩けるのが嬉しい。

旅して生きていこう

おまけの旅日記

今回は石垣島に行ってきた。

船酔いしながら海に潜ってシュノーケルをしたら嘔吐しちゃったんだけど、海に対して申し訳ない気持ちになる前に魚がたくさん寄ってきて、10秒もかからず掃除されて綺麗な海に戻ってびっくりした。
(魚に対して申し訳ない気持ちになった。)

海は少し緑に濁ったほうが栄養が豊富だと聞いたことがあるけれど、透明すぎて海底まではっきりと見える海では魚にとって貴重な栄養源なのかもしれない。

あいにくマンタには出会えなかったけれど、色とりどりの魚が目の前を行き来する非日常は興奮する。
暇と感じる暇がないのは幸せだ。



それと同時に、ぷかぷか浮かぶペットボトルや発泡スチロールをみつけて悲しい気持ちになった。
これを食べて分解してくれる生き物がいてくれたらなぁ。

誰かのゴミが誰かのご飯になるようにぐるぐる回らないと持続可能な環境や社会にならない。
地球が汚れているのは、ぐるぐる回らないからだ。

パーマカルチャー
SDGsとか啓発してるけど
今の社会で追求してきた便利さを犠牲に出来るのかな?

今いる人の人生は一度きりだから、地球を汚す方が合理的と思い込んでいたら悲しいね。

海を汚したくて汚してる人はいないだろうけれど、もしもこの生活に便利な材料が分解されるものだったら良かったなぁ。

島ネコが見守られている社会は和む。

もうすぐ出荷予定の牛

牛祭りに行ってきた。
牛に対する愛情と美味しさが詰まっていた。
子牛にミルクをあげて、雌牛の体重あてゲームをして、牛丼とステーキ、牛汁なんかも食べた。

生き物と食べ物が近い。
海に潜ったら大量に魚がいて、陸には島の人口よりも多い牛がいる。
暖かな気候で生い茂る草木に食べられそうな実。

本能が満足して安心する。
ここは富かな土地だ、と気が緩む。
いいなぁ。


イリオモテヤマネコ

イリオモテヤマネコは100匹くらいしかいないけれど、彼らが轢かれないように道路の下にはトンネルが張り巡らされていた。
地上にはうっかり轢いてくるオトナが多いからね。轢いてしまったら、罪には問われないけれど地元の新聞に載ってしまうと聞いた。

日本人の子どもは毎年少なくなっているけれど、彼らのためにもトンネルを掘ってあげるには何人まで減少した時なのかなぁ。もう掘り始めてるかなぁ。

未来の子どもたちのために
お金をかけて地下道建設中
まっててね(政治家)

雨の中のマングローブクルーズ

マングローブとは、淡水と海水が混じり合う地帯に生息する植物の総称で、(あぁ、だからミッツ・マングローブさんはマングローブを名乗っているのかな)

赤い花の種は、苗木まで木の上で成長してからポトリと落ちて、ぷかぷかと流れ着いたところに根を張る。

マングローブの木々はアメリカが占領していた時は建築材料や木炭になってはげ山同然だったが、今は青々と茂っている。
植林などはせず、自然のままで増えた木だ。

自然なら手助けせずにも増える。
けれど、最近の木は育っても太くならないらしく、研究者が木にマーキングを施していた。
どうしてなのか解明中。

最近の若者は「奢る奢られ論争」をしてるから、もっと太く育ててあげてほしい。
太く、自然のままに増えますように。


雨のマングローブの森は静まりかえっていて、鳥が鳴いて飛び交い、賑やかな晴れた日とは異なる。

特別天然記念物のカンムリワシは、雨の前に活発に餌を取っていたし、潮が引くと川幅は半分になって、干潟には何十万のカニが黒い帯状に現れるらしい。

この水の下には見えないけどカニが大量にいるんだなぁ。

手のひらレベルの巨大シジミ(ヤエヤマヒルギシジミ)も見せてもらった。

未経験の場所は刺激的だなぁ。

タクシー

観光地のタクシー運転手さんと話をするのが好きだ。
個室で移動しながら情報を獲られる。
同じ時間をインターネット検索に充てるより断然面白いから、会話はオススメだ。

旅は行ってしまえば何とかなる(ならなくても面白い)から、ツアーはあまり申し込まない。
西表島でノープランは辞めておけ!とホテルの人や船会社から言われる。
けれど、当日電話をかけるとすんなりタクシーをゲットできた。

「島にあるタクシーは6台で、稼働しているタクシーは今は2台だけなんですよ。船がついてお客さんはたくさん下船するんですけどねぇ。"乗れない"という情報が出回ったから利用者がいないんだ。」

情報のおかげで助かった。

台数を考えたらタクシーは無いものとして行動した方がいいし、あればラッキーなのも理解している。

合理的な社会でみんな同じ方向を向く。
だから私が呼んだタクシーの他に1台、停留所にも停まってた。つまり、島のタクシーを使っているのは私だけで、みんなツアーのバスに乗り込んでた。
あと1個良い枠あるんだけど、こういうバグは現実世界でよく転がっているんだ。
タクシーだけじゃなくてね。

ウケる。

旅しよう。

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