見出し画像

ヤバい家の話①【宅建】

投資として2016年ぐらいから家の売買を始めたんだ。
もちろん時代の力もあるが、主婦目線で都内に選んだ家がそれなりの売買益を産み、投資に拍車をかけた。

宅建の勉強ついでに色々思い出したので、今日は出会ったヤバい物件の話をしようか。

C区 マンション

都心のマンションが相場より安く売りに出されたから見に行ったんだ。

「相場より安い」は何かがある。
基本的に不動産で得をしようとすると何かを妥協しなければならない。

自分が妥協できる範囲をどこにするのか?を自分に問いながらいつも物件をみている。
男女の恋愛も物件選びも同じで、無くて七癖だ。


まだ中が完璧に掃除されていない状態でお邪魔した物件からは、ドアを開けた瞬間に独特なにおいを感じた。

腐った床と、染み。


あ、これ、ゴミ屋敷だ。

私は基本的に誰かがお亡くなりになってる事故物件はみにいかない。単純にイヤだからだ。

事故物件はイヤだが、ゴミ屋敷は利益が見込まれるなら全然オッケーだった。

だから詳しくみようと窓のカーテンをザッとあけた。

バラバラバラと落ちる何かをよくみたら、ゴキブリ駆除剤だった。

今のところ本物は見かけていないが、すごい部屋だなと思ったんだ。

ただ、リフォームすれば全然住める。
都心の一等地の駅近。
ファミリーがギリギリ住める広さ。

買いだな、と頭のそろばんを叩いた後に、共用部分を見学させてもらう。


ザァーーーーーーーー。

なに、この音。

地面からすごく水が流れる音がするんだ。

地下水...?川?
そんなことは聞いてないけど、ここは坂の麓に位置するエリアだ。

水はヤバい。ゴミ以上にとてもヤバい。
すぐに買う発言を撤回した。


その場で不動産にきいてもよくわからないと言われてしまった。

それからしばらくしてあの物件も誰かが買ったみたいだけれど、水だけは気をつけた方がいいと思うんだ。

水はコンクリートと相性が悪い。

マンションを綺麗に見せるための噴水だとか
ラグジュアリーに見せるための共用プールも含めて

物件のオーナーとしてのメンテナンスや維持費を考えると何もいいことがないと私は思ってる。

おまけ

宅建にも出てくる水とコンクリートの問題を解いてみようか?

建築物の構造と材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.鉄筋コンクリート構造におけるコンクリートのひび割れは、鉄筋の腐食に関係する。
2.モルタルは、一般に水、セメント及び砂利を練り混ぜたものである。
3.骨材とは、砂と砂利をいい、砂を細骨材、砂利を粗骨材と呼んでいる。
4.コンクリートは、水、セメント、砂及び砂利を混練したものである。

答えはこの下↓

今週の勉強時間。思ったより少なくてビビってる


答えは2

モルタルはセメントと砂と水
本肢は砂利となっているので誤りです。

解説
1.コンクリートにひび割れができると、そこから雨水など水分が入り込み、鉄筋の腐食をもたらします。鉄筋は腐食することにより膨張するため、コンクリートにひび割れをもたらします。
このように、コンクリートのひび割れと鉄筋の腐食は、密接に関係しています。

3.骨材については
砂のように細かいものを細骨材
砂利のように粗いものを粗骨材という

4. コンクリートは、水、セメント、砂及び砂利を混練したものである。


例えば、物件のコンクリートがひび割れて鉄筋が腐食したら最悪だよね。

メンテナンス大切だなぁ。


好評なら出会った変な物件をちょこちょこ書いていこうと思うから、面白かったらいいねして。

おわり

本が欲しい