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やっぱりすげーなIndeed。中小企業が採用単価0円で5名採用できた理由を分解してみた。

昨年に引き続きコロナ下にいても多くの採用支援のご相談をいただきました。
特に地元京都での採用支援ニーズが高まったことがトピックスとして大きかったです。
コロナの影響で事業の拡大、縮小があり、採用市場では「様子見ムード」をされている候補者(求職者)が多いなというのが個人的感想です。

緊急事態宣言が明け、Go Toキャンペーンが実施されるので、ここぞとばかりに採用ニーズが高まり、今までは緊急性がそこまで高くない求人が多かった印象ですが、なる早で採用したい!というお声が多いように思います。

人材業界もコロナの影響を受け、とりあえず目先の利益を確保せねば…ということで、本質的な提案もないまま勢いで営業をしている感が、顧客を通じて感じました。

今回は前回の記事が思いのほか高評価だったのと、地方×採用の手法やノウハウをもっと公開してほしいとのお声をいただいたため、第二弾として書きます。

主に都心部(大阪、東京など)で採用支援をすることが多かったですが、そこでのノウハウを地方に応用するだけで期待値以上の効果が出せると感じています。
また地方だからこそ「知らないが故に損をしている」=「情報の非対称性」という構造が生まれているなとも感じました。
そんな「知らないが故に損をしている」企業様のお役に少しでも立てればと思っております。

-なぜIndeedだったのか?

今回取り上げさせていただくのは、京都の中でも特に知名度が高い観光地で、京菓子の販売、レストランやカフェの運営をされている中小企業様です。
従来の採用手法をお聞きするとアルバイト情報系(タウンワークなど)の求人広告がメイン。
会社概要を知るにつれ、「求人広告に掲載しなくても採用できるだろうな」と思いました。

なぜ「採用できる」と思ったのか?!
採用できない、いろいろもったいない企業の特徴。

<採用できない、いろいろもったいない企業の特徴>
・競合と比較した自社の魅力(=武器)を把握できていない。
・自社の魅力(=武器)を適切に表現できていない。
・費用対効果という観点で採用チャネルの選定ができていない。(知らない)

これらを適切に改善、修正ができれば採用できると思ったからです。
いつものように、この会社に応募したいと思ってもらうためには何が必要かを考えました。

ザクっと課題を分けるとこうなります。

-コンテンツに関する課題
・競合と比較した自社の魅力(=武器)を把握できていない。
・自社の魅力(=武器)を適切に表現できていない。

-チャネルに関する課題
・費用対効果という観点でチャネル選定ができていない。

これらを改善していければ自ずと採用ができるなと思いました。

-競合と比較した自社の魅力(=武器)を把握できていない。

*()は私の主観です。

住宅街も近く、近隣の方からの応募が多そうだな。
地方からの学生にも応募が来て欲しいな。
観光スポットである嵐山の中で、何を魅力に感じていただければ良いだろうか。

自社の魅力を考えるプロセス
「京都×嵐山」(嵐山は強いコンテンツ!)
「嵐山×写真」(Instagramを見たら公式アカウントの写真が使えそう!)(Instagramでユーザーさんが#をつけて発信いただいている!)
「京菓子の販売×レストラン×カフェ」(複合施設!ここまで広くやられている店は少ないな。)
「従業員の年齢構成20〜60歳×男女」(働いている方々の年齢層もまばらで、長期就業されている方も多く働きやすそう)

-自社の魅力(=武器)を適切に表現できていない。

嵐山の中でもどんな存在なのか?を明確にしようと考えました。
「競合と比較した自社の魅力(=武器)を把握できていない。」を踏まえて以下のポイントを訴求することに決めました。

「嵐山×写真」(Instagramでユーザーさんが#をつけて発信いただいている!)
「京菓子の販売×レストラン×カフェ」(複合施設!ここまで広くやられている店は少ないな。)
「従業員の年齢構成20〜60歳×男女」(働いている方々の年齢層もまばらで、長期就業されている方も多く働きやすそう)

実際の訴求内容はこちらです。

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また使った写真は画像加工を行い、最終的に以下の写真を使うことにしました。

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やっぱり嵐山と言えば紅葉!ということでこの写真をチョイスしました。

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どんな場所で働くのか?は求職者にとって大切な情報です。

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「嵐山 渡月橋に一番近いお土産屋さん」というキャッチフレーズに合わせて「あっ!見たことある!」や「行ったことある!」を想起させたかったためこの写真をチョイスしました。

-費用対効果という観点でチャネル選定ができていない。

冒頭でもお伝えした通り、適切な採用チャネルを選択することが何より重要です。
「知らないが故に損をしている」=「情報の非対称性」という構造があり、
特に戦略的な意図も持たずに、求人広告の営業マンが提案してきたものを選択しているケースが多くあります。

前回の記事でもありましたが、採用費用、採用納期、採用人数の3つの観点から適切な採用チャネルを選択してください!
というわけで今回もIndeedを選択しました。

結果、2週間で5名採用できました。

2週間で約28名の方の応募があり5名の採用が決まりました。

中小企業が採用をする上で気をつけたい3つの課題。

多くの中小企業が採用を行う上で陥っている課題は以下です。

-コンテンツに関する課題
・競合と比較した自社の魅力(=武器)を把握できていない。
・自社の魅力(=武器)を適切に表現できていない。

-チャネルに関する課題
・費用対効果という観点でチャネル選定ができていない。

これらを意識、改善することで必ずと言ってよいほど、現状よりも低単価で採用ができます。
求人票の訴求ポイントひとつで応募数が大きく変わってくるのが採用です。参考になれば幸いです。

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