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PTAの上位組織は正念場を迎えるはずです

少し前の記事ですが、小学校PTAがその上位組織(市町村のPTA連絡協議会や県のPTA連絡協議会、日本PTA全国協議会)の加盟・加盟金の支払を拒否したというニュースです。

何のためにやるのか? 何のための組織なのか? そうした大切な議論をせず、今まで逃げてきたツケではないでしょうか?

この小学校のPTAにはかなり圧力がかかっているみたいですが、是非応援をしたいと思っています。

そもそも上位組織は必要だったのか?

PTAは自分の子どもが関わる組織ゆえに、いろいろな考え方があり、昨今の流れ的にも「PTA必要論」「PTA不要論」「PTA改革論」などいろいろな立ち位置の考え方が表出してきています。

それはそれで良いことだと思います。
私はPTAは究極の民主制だと思っていますので、全体の総意(多数決でも)で「不要」であるならやめてしまえばいいですし、「必要」なら文句を言わずにやればいいと思っています。嫌なら、辞める自由もあります。


ただ、一方でPTAの上位組織である各都道府県PTA連絡協議会やその上位組織である日本PTA全国協議会にPTAに加入するとほぼ自動的に加入していることは保護者の皆さんは知らないのではないかと思います。


では、実際に何をやっているか。大きく分けるとこんな感じです。
1)PTA主催の研究大会
2)団体保険の取りまとめ
3)子どものコンクール
4)各種セミナー等
5)その他各都道府県PTA単会に対する支援

まぁ、必要かどうか?は別にして、「別になくても困らない」ものばかりではあると思っています。少なくとも、貴重なPTA会費の中から、加盟金という名前で上納させられるお金がもったいない。と私自身は感じています。

さっさと退会して必要性を感じられるようになったら再度加盟すればよいだけですので。


コロナ禍で何も動かなかった上位組織

このコロナ禍で上位組織が何か動いたか?というと、ほとんど何もしていません。県の教育委員会や国の文科省に対して動いた形跡もなければ、各単会PTAに対して状況確認を働きかけたりする動きもありません。

ただただ、時間だけが過ぎていく毎日でした。

何も動かず、ただただお金だけを求める、そんな組織に何の価値があるのでしょうか?
こうした状況だからなこそ、「正解」はないわけで、共に考えるよう旗振りをするのが本来の役割ではないのでしょうか?

少なくとも、単会PTAはそれぞれで悩み苦しみ動いています。

ですので、いったん見直す意味で、こうした「出すのが慣例だから」という理由で加盟金を出すのはやめていくのがよいと思います。

自分たち自身の「存在価値」をどう作っていくか?
今こそ、PTA単体だけでなくPTA単会の上位組織にも求められてくると思いますし、その価値を定義し共有し共感してもらえないのであれば、存在する必要はないと思う次第です。




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