見出し画像

小説を書くときに集中する方法

PCに向かって、さあ頑張るぞと思っても、なかなかスイッチが入らない。
ちょっと書いたら、すぐほかのことに気を取られてしまう。
誰しもあることだと思います。

私がやっている(心掛けている)ことを紹介します。

集中力は一時間しか続かない

執筆はかなり頭を使うことです。気がついたら没頭して時間が経っていたということも珍しくありません。
そういう頭脳労働を何時間も続けられるわけはないのです。

たまに乗りに乗って二三時間、書くことがありますが、もうその後は使い物になりません。
(糖分を補給しないと本当にヘロヘロになるので、机にはチョコレートを常備しています)

私は一時間経ったら、いったん休憩することにしています。

小さな音量のクラシック

BGMは集中に必須です。穏やかな雑音でもいいのですが、何か音がほしいです。私はPCにクラシックを二十時間分ほど保存してあって、それをランダム再生しています。

オペラは外しました。映画音楽はインスツルメンツだけです。
特に好きな、辻井伸行さんのピアノや「G線上のアリア」やビートルズのカバーなど、リラックスできるのが分っている曲は、多めに入っています。

SNSの制限

休憩中の気分転換を兼ねているので、特に制限はしません。
私の場合は朝の日課がX(Twitter)の「そうだっけ日本語」という言葉のクイズで始まることもあり、Xとnoteはよく見ます。
返信や連載小説の感想などは、とても嬉しいし、励みになります。

会社員の時には、煙草を吸いによく席を立ちましたが、あんな感じで一時間経ったら数分、SNSで気分を変えます。
あまり目くじらをたてなくても良いのではと思います。
(もちろんSNSが目的になったら、小説は書けません)

歩くこと

私はウォーキングが趣味でもあるので、できるだけ近所をウロウロ(明るい時間です。暗くなると不審者だと思われるので)するようにしています。
歩いている内に、いいアイディアが湧くことはよくあります。ストーリーや決めのセリフなど、考えすぎてこんがらがった糸がほどけることも珍しくないです。
(健康対策にもなります)

集中するために書かない

矛盾するようですが、書きすぎないことも大切です。集中力には限りがありますので、ただ時間をかけていても、あとで書いたものを見直したら、ウス~イものになってて、がっくりくるものです。

特に新人賞の応募前に、寝食を忘れて書く、という話はよく聞きますし、私もやったことはあるのですが、応募後に見返したら、とんでもないミスを発見して蒼くなったことがあります。
改行ミス、名前まちがい、てにをは……など。
普通の時には決してしないようなミスをしてしまうのです。

※以前、こんな記事を書きました。

良い作品を書くためには、焦らず慌てず、ちゃんと時間をかけた方が結果的に正解だと思います。

書きかけの状態で残しておく

翌日のスタートから集中して書くために、前日に章や節、あるいはシーンの途中で、わざと筆を置いて、書きかけから始めるのは良いと思います。

同様に、推敲して赤字を入れたところで、作業を終えて、翌日はPCで赤字を修正することから始めるのもお勧めです。
(次のストーリーをどうしようかと考える必要がありませんから、エンジンが掛かりやすいです)

以上、思いついたことを書き連ねましたが、こちらのマガジンに同じテーマで詳しく書いた記事がありますので、よかったらどうぞ。(このマガジン、当初から記事が増えたので、もう少し整理したいです)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?