アサノミ

日々。 交流余り好みません。

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だって変だもの

ヒーン ヒーンヒーン とかん高い音が響いて真っ黒に潰れたようなグリグリっとした大きな目と膨れ上がった頭だけが異常に大きな、頭身の狂った青い色の化け物が追いかけて来る。 ただ薄気味悪く心臓に悪いだけ。 子供に人気のyoutuberが良く実況していたアレ。 ヒ○キンやら色々UUUMの人が実況プレイしてるアレ。 子供にせがまれてダウンロードしたら、アプリ作ってんのUUUMじゃんってステマにうまくハメ込まれたような気になるアレ。 そう青くて頭のでっかい変な鬼の出てくるゲーム

    • 創作活動

      洗面所に行くと、シャワーヘッドが伸びたままぶらんと垂れ下がっていた。美術室の手洗い場みたいにピンクの絵の具の跡があちこちに付いていた。 今日の作業の量と見合わない汚れ具合にため息がでる。 準備や後片付けが苦手なんだよね。知ってるよ。知ってはいるけど、積み重なるその些細な事をいつも快く許せるかどうかは別の問題なんだ。 その洗面台は単に汚れているというよりかは、頑張って清潔保とうとしている日々の努力を蹂躙されているように思えるんだよね。 明日持っていかなきゃいけない

      • ターボチャージャーON

        明ける前に 歩く 照らされる前に 踏み出す まだ世界は夜として存在しておりシーツの中の温もりは旧知の知人のような温かさを提供してくれている午前4時30分。 ハイになりたいとお薬求めてさまよう薬物中毒者のように、明ける前に、朝が来る前にとぬくもりに包まれた世界を振り切って這いずり出していく。 昼と夜半分このこちら側 光は等しく届かない 街灯の少ない私の街の夜は ことのほかに暗い 河川敷の向こうそそり立つ山の端がうっすらと白む 暗がりの中踏み出す一歩はそんな

        • 青菜に塩的な毎日

          少し下がり調子で 言葉少なになりました。 あの子の波状攻撃は毎度の事で分かりきっているのに苛立つ私は、随分と人間というものが出来ていないんだなと、自分自身に対して肩透かしを喰らったような気持ちになりました。 失望が少しずつ胸を覆って、何かが少しずつ遠のいて行くようです。 望み通りの言葉と望み通りの振る舞いで、何事も無いよう装ってあげたいけれど、どうやらそれを実現することは難しく、ただ意に沿わない日々が少しずつ長く長くなっていきます。

        だって変だもの

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        • 短め
          21本
        • 日常
          17本
        • アカウントやnoteに関するあれこれ
          2本

        記事

          カンパッパ

          『冬型の気圧配置で寒気が流れ込み日本海側では週末は平野部でも積雪の予想です。』 12月も半ばを過ぎるとスーパーにしめ縄飾りと小さな鏡餅とシャンメリータワーがそびえ立ちそしてこんな物騒なニュースが告げられるようになる。 寒波とか大雪の予報だとか、そんな文言を耳にするたびに、頭にこのフレーズが流れる私は昭和の生まれの人間です。 昔は積雪のほとんど無い地域に住んでいたので、突き刺すような寒さなんだから、男女の打算的駆け引きなんて馬鹿馬鹿しいから、ただただ暖を求めて炎に手をかざ

          カンパッパ

          母をたずねて三千里

          もぐりもぐって三千年 横道それたら 等身大 最低限のキメ顔と 溢れ出してく嘘八百 胸に居座る感傷と 呼吸を忘れたみなし子が ゆるやかに 落ちてくだける 夕の闇 言伝一つ頼んだら 誰か届けてくれるでしょうか 街の灯りはグラデーション 催促するよなノイズに揺られ 最低限の淡い夢 変わらぬ歩幅の君なき道 風化してゆく残像が 狂ったピントで滲んだら 耳元過ぎる 寒さを告げる 夕の風

          母をたずねて三千里

          ほぐれる

          土曜日の午後7時。 スーパーにはいつもより饐えた匂いがしていた。 作業着の人が多かった。 割引表示のついたお惣菜と、缶ビールがそれぞれのかごに並んでいる。 ”一週間お疲れ様” 緊張が解けたような浮ついたようなほっとしたような空気の店内。 私も小さな清酒の瓶をかごに入れた。 お酒を買うのは2週間ぶりくらいだろうか。 私の身体も久しぶりに緩んでいく。 店の外に出ると。 幼子が手を伸ばしたらぽろりと取れそうなまあるい月が浮かんでいて、そのあとすぐに、黒い雲に飲み

          開いた口が塞がらない

          共感求めて伸ばされた手を振り払い、展開された持論に1ミリも共感出来なかったときのやり切れなさをなんと呼べばいいのか。 フライパンのアサリのごとくあんぐりと開いた口は戻らない。 割に合わないというか尺が合わないというか、発した言葉に比して帰ってくる言葉の量よ。 2:8いや1:9か。 せめて3:7かできれば4:6でお願いしたい。 でないとかわいい女の子と楽しくお酒が飲めると期待していったら、なんだかぼったくりバーだったみたいな、好みタイプだから指名したのに、何か思ってた

          開いた口が塞がらない

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          すぐには見つからないけれど どこに仕舞えばいいのか 分からないけど どこかでまだ息づいて 今でもまだ脈を打って

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          なんかいつも涼しい

          降り始めた雨がアスファルトをポツリポツリと濡らしたのに、結局やっぱり降らなくて地面に所々草間彌生が誕生したアスファルトのムアッとした匂いのムアッがまだ10段階の4だった。 今年は夏が遅いのか、いつも早すぎるのか、日本には四季があるのかないのか、時代のせいなのか気候まで混沌としてきた昨今、独裁者のように四季のうち半分を占領していた夏という季節。それなのに暴君どころか御簾の奥の天子様かと思うくらいに存在がない。随分と今年の夏は奥手で控えめな草食系男子です。 冷夏だと時が進

          なんかいつも涼しい

          Her room is always in a mess.

          不完全な世界に 完全さを追い求め 不完全故に苦しむ 完璧主義者 ほどけない糸に縛られて 迫りくる日常に押し潰される 正しい接触 境界線を引いて 内側にこないで フラットな視点 客観的な事実 過剰な歩み寄りなんてけっこう 吐き捨てた毒が蝕んだ 心の傷を隠し持って 悟られないように 息を潜めて

          Her room is always in a mess.

          やがて野となれカベとなれ

          「こっちに来なさい」 厳格そうなお父さんが呼びかける。 「はーい」 すこし後ろ髪惹かれつつも、素直に従う子供。 ショッピングセンターのキッズスペース、児童館、公園。 あらゆる公共の場で見かける親子のやり取りだ。 その親子のやり取りを見て少しため息をついた後、心の中にすっと見えない壁が建った。 あっちとこっちを分ける壁。 何度呼んでも遊びをやめる事の出来ない自分の子供を尻目に親子の姿は視界から消えていく。 何度繰り返すんだろう、この状況。 ため息の後に自分の

          やがて野となれカベとなれ

          いないいないばぁなんてもうずっと前のこと

          ない物ねだりなんてしてないけれど 白旗上げる毎日です ぐうの音出ないほど打ちのめされても あの子の笑い声がひびけば それでいいよ 古今東西やけっぱち いちにのさんでずっこけたら  涙顔して笑っていてね 間違ってたってそれでいいよ やわらかくふさがれた 出口のない日々 正しさを求めずに 小さな手のひらと 切り開いていこう

          いないいないばぁなんてもうずっと前のこと

          考察なんてしてない

          考察してるフリしながら 別の事を考えていました 別の事を考えながら 考察するフリをして 何でそんなことしたんだろう あたかも日常のほんの一コマ に思い巡らすといった風を 装いつつの余所行きな感じ 朝起きてスッピンを装いつつの スッピン風素顔メイク とでも言いましょうか さてさて そんなこと する必要性あったかな 動機を精査すると いささか怪しい案件だったけど 審議はしないでおこう 知らないふりをしておこう

          考察なんてしてない

          (仮)

          カッコカリ まだちょっと、コレッて決められないけど当面これで運用しといてみたいな、その場しのぎ感がある。 カッコカリ。 仮免許、仮設、仮定、仮説。 仮の姿。 カッコカリ。 創作(仮) カッコカリだから許してね。 謙遜とはまた違う。 創作と名の付く深い穴は掘れないけれど、浅瀬でチャプチャプ水遊びはしたいのです。そんな風にハードルを下げて、申し訳ないフリをしてこうやってまた文章を投稿する浅知恵の浅はかさがいかにも創作(仮)。 とはいえ、とっ散らかっ

          コーヒー・ルンバ

          駅前まで歩こうと思ったのに気付けば車に乗って駅前にいた。運動不足解消を目論だのに大失敗。だから運動不足に陥るんだ。ちょっと離れたところに車を停めてそこからてくてくと歩く。 ドトールでも別に良かったのに客席がいっぱいだったから、商業施設の中の喫茶店に入る。個人経営の地元の喫茶店。外で白以外のコーヒーカップでコーヒーを飲むのが久しぶりだったことに、出されたカップに描かれた花の模様を見て気づく。きちんとカップアンドソーサに注がれ人に淹れてもらうコーヒーはどうしてこんなに美味し

          コーヒー・ルンバ