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なんかいつも涼しい

降り始めた雨がアスファルトをポツリポツリと濡らしたのに、結局やっぱり降らなくて地面に所々草間彌生が誕生したアスファルトのムアッとした匂いのムアッがまだ10段階の4だった。


  今年は夏が遅いのか、いつも早すぎるのか、日本には四季があるのかないのか、時代のせいなのか気候まで混沌としてきた昨今、独裁者のように四季のうち半分を占領していた夏という季節。それなのに暴君どころか御簾の奥の天子様かと思うくらいに存在がない。随分と今年の夏は奥手で控えめな草食系男子です。


冷夏だと時が進むのが早いらしいけど、本当に冷夏だったのか疑わしいあの曲は、きっと自分の心が凍りついて感覚が麻痺してしまった事をまるで冷夏だからだと、騙して自分のダメージを低く見積もろうとしているだけなのではと思ってしまう、そんな赤黄色の金木犀の季節は次の次。


夏休みが来たら、おばあちゃんの家に行って、従兄弟と遊んで、鉄道博物館に行って、てんとう虫パークに行って、プールに行く日々が始まるんだな。


まだ紫陽花も咲いてないけどね。




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