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人工餌のメリット、デメリット

水槽で飼育しているお魚は、わたしたちが用意して与える餌を食べて元気に過ごしています。

でも自然界では、人工餌を食べて暮らしているわけじゃありませんよね。
たとえば、雑食性のお魚なら水面に落ちた虫、石に付着した藻類、ミジンコやミミズといった小さな小動物を口にしています。

ホームセンターなどで手軽に手に入るから、ごく普通に与えている人工餌。
メリットとデメリットが気になったので、調べてみました。

ご参考までに読んでいただけたら、幸いです。

人工餌(人工飼料)とは


アクアシステム  プロジェクトフード

お魚が自然界で食べている「天然の餌」の代わりになることを目的につくられた「乾燥飼料」です。

肉食魚や草食魚など、食性に合わせて原料も調節して作られます。
また、上層部を泳いだり、下層部を泳いだり遊泳域にも合わせて、浮上性や沈下性といった加工もされていますよ。

主原料は、エビや魚粉、穀物、魚油が使われています。これらを混ぜ合わせてから、ビタミン剤なども添加して出来上がります。

人工餌のメリット

人工餌を食べているだけで、お魚が健やかに過ごせるように考えて(開発)、製造されているからですよ。

お水も汚れにくいし、与える量も飼育者のさじ加減で調節できるも、うれしいですよね。

安定した品質を維持しながら、長期間の保存ができるのも人工餌の長所といえるでしょう。

人工餌の取り扱いに関しては、パッケージに記載されている保管方法を従うようにしましょう。

人工餌のデメリット

万能な人工餌にもデメリットは、ありました。
豊富な栄養を上手に吸収できない場合があることです。

なぜかというと、人工飼料の原料に使われる「小麦粉」が消化吸収を滞らせる可能性があるからです。

「小麦粉」が使われる理由は、「つなぎ」。
様々な原料を混ぜ合わせるとき、それらを接着させる「つなぎ」として「小麦粉」が使われます。
「つなぎ」は餌がすぐに溶けてしまい、水中で散らばって水質悪化するのを防ぐ効果もありますよ。

まとめ

人工餌は栄養バランスに優れて長期保管もできるから、飼育者とお魚の双方にメリットがありますよね。

「つなぎ」として使われる小麦粉は、消化吸収が悪いものの水質悪化を防いでくれます。
デメリットとしては、さほど脅威にならないかもしれませんね。

今回は以上となります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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