調子に乗ってはいけない
2021年8月26日
鳥のさえずり声が聞こえる。外はもう明るい。エアコンは付いているのに身体は汗ばんでいる。もう11時頃だと思い携帯の時刻を確認する。7時32分。自然と身体が起き上がる。いつもより調子が良い。いやここ2〜3年で一番調子が良いかもしてない。首から肩にかけての凝りは残っているが、妙に頭もクリアな感覚だ。
僕は本当に単純なやつだなと時々思う。
仕事を辞めただけでもうこの調子だ。
褒められるとすぐ調子に乗るし、調子に乗るとだいたい痛い目に遭う。
今回も2個上のTさんに日曜日の時点で相談していなかったら、今日こんなにも清々しい朝を迎えられなかっただろう。Tさんの後押しがなかったら、おそらくまだ辛く苦しい暗い闇の中に囚われていたと思う。早くこの感謝を直接伝えたい。
調子が良かったこともあり、ふと小学校からの友人に連絡してみた。彼は建築を専攻し今は都内の有名なリノベーションを中心とした設計会社に勤めている。そこまでプライベートで付き合いのあるやつではなかったが、何かと縁のあるやつで小学校の頃から今でも縁があり、建築と家具という共通した分野の数少ない友人である。最後にあったのはコロナ禍の前だったが、彼も地元で独立を目指している。
率直に結局長岡には戻るのか聞いてみた。
するとすぐに通知音。
なんと来年から戻るし、ちょうど連絡しようと思っていたところだったらしい。
大袈裟かもしれないがやはり何か大きな流れが動こうとしている。彼が近くにいてくれるととても心強い。実家の会社でも突如として大きな変化が起きている。
今年は僕の祖父が亡くなって10年の節目の年でもある。祖父が危篤の状態になった時間、僕が数学の授業を受けていた教室の中庭に現れた祖父の顔が今でも忘れられない。すごい真面目な顔つきでこちらをじっと見ていた。
そして僕は技術を身につけ生まれ育った町に戻ろうとしている。
この選択が何か運命のような必然なのかただの偶然なのかは分からないが、僕はいまとてもワクワクしている。もうこれからの時間全てを自分のために使える。そんな人生甘くはないと思うし、上手くいかないことだらけだろうが、それよりもこれからの人生が楽しみでしょうがない。
こんなにも未来に前向きに考えを巡らせているが、自分が鬱病であることを忘れてはいけない。
今日がたまたま調子が良いだけかもしれない。調子に乗ってはいけない。
とりあえず明後日28日に一旦療養のため実家に戻る。久しぶりに姪っ子にも会える。
食べれるか分からないが、姪っ子のために京都で予約しないと買えないアップルパイを今朝予約した。生八つ橋も買っていってあげようかな!
心の中で“調子に乗ってはいけない”と何度も僕は唱え続ける。
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