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月刊青木真也

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#青木真也の技解説

アキレス腱固めの青木ロックの形を考える。

アキレス腱固めの青木ロックの形を考える。

ここ数年のグラップリング界隈の流行は足関節技でした。

今やグラップリングといえば足関節技となるほどに足関節技が主流になっています。あのパスガードとギロチンの堅実なグランドを持ち味にしていたジェイクシールズが、セミナー では足関節を教えているのを見てビックりしたんですよね。2004年前後のマルセロガルシアのアームドラッグ全盛時代を生きていた中年格闘技選手としては時代の流れを感じます。

だってグラ

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青木真也の技解説。2008年9月DREAM6 トッドムーア戦のバックチョーク

青木真也の技解説。2008年9月DREAM6 トッドムーア戦のバックチョーク

DREAM 6 青木真也対トッドムーアバックチョークはMMAはもちろん、格闘技の基本的な技術です。

柔道では裸絞としてあるし、柔術やグラップリングでも襟を使うかの違いはあれど主要な技だし、軍隊術などを見ても必ず存在する技です。どの格闘技にも存在するくらいに効果的な技だし、人間が考えることは同じです。

後ろから攻めるのでリスクがないバックチョークは後ろから攻めるので相手の攻撃がほぼありません。

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青木真也の技解説。2008年青木アルバレス戦のヒール。

青木真也の技解説。2008年青木アルバレス戦のヒール。

2020年コロナウイルスでスポーツイベントが軒並み中止。

コンテンツ不足に陥っています。そこで格闘技団体DREAMの映像をスカパーさんで放送して頂けることになりました。早速、やれんのか!とDREAM1を解説する機会をいただきました。視聴環境がある方は是非です。
#青木真也の技解説 記事も好評いただいているので、DREAMの技解説シリーズで今回も行こうかなと思います。シャオリン戦も永田戦も予想を

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技の断捨離をする。戦術として技を捨てる。

技の断捨離をする。戦術として技を捨てる。

僕はミニマリスト的な生活をしています。

服も持ち物も少ない生活をしているし、試合へ向かう海外遠征はバックひとつで行きます。実は買い物も苦手なので、ミニマリスト的な生活は苦もなくできています。

荷物の少なさはモーニングルーティーンにも出てます。

選択肢が多いとストレスを感じてしまうタイプ。僕はミニマリスト以前に選択肢が多いとストレスを感じてしまうタイプです。失敗したくない気持ちが強く、その中で

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戦術家として振り返る青木シャオリン。蹴りをMMAに取り入れる優位性。

戦術家として振り返る青木シャオリン。蹴りをMMAに取り入れる優位性。

DREAM時代の問題作の一つに青木シャオリン戦がある。

寝技戦を期待されたにも関わらず、終始スタンドの試合をして、ありがたくも大ブーイングをいただいた試合です。いやあ。主催者にもめっちゃ怒られたけど、僕的には満足のいく試合だったし、ファイターとしても、戦術家としても自信がついた試合だったのだ。

この試合を説明するには、まずは対戦相手であるビトー“シャオリン”ヒベイロの説明をしなければならない。

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DREAM4 永田克彦戦のフットチョーク(アオキプラッタ)を自分で細かく技術解説してみました。

DREAM4 永田克彦戦のフットチョーク(アオキプラッタ)を自分で細かく技術解説してみました。

2008年 6月15日 DREAM4 横浜アリーナ 永田克彦戦

昨日、映像関係社から電話がありまして。DREAM頃の話を20分くらいして、DREAMって実は面白かったよね的などこにでもありつつ、僕と映像関係者が話すと特別な話をしていました。終始前向きな話でコロナショックの中でも皆たくましいです。

自分の過去の試合からフィニッシュ技を技術解説していけたら、面白いし、また新しい発見があって、技術的

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