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本気の笑顔で輝ける人生を、株式会社コラントッテ 代表取締役 小松克已さん

医療機器メーカーとして「家庭用永久磁石磁気治療器」である磁気健康ギア「コラントッテ」を中心に、一人でも多くの方の健康に役立つような製品を開発。大量生産、生産性、利益率重視など、経営的な発想の前に、まずは笑顔ありきで考え、今あるベストを提供することを実践している小松さんにお話しをお伺いしました。

プロフィール
出身地:大阪
活動地域:大阪中心に全国、海外
経歴:1979年2級建築士取得、1980年小松建設設立後、小松コーポレーション、タイムズ設計事務所、❜2(コンマ2)を経営。1997年株式会社コラントッテ設立。
座右の銘:人を幸福にする笑顔


「本気の笑顔で誰もが輝ける人生を」

Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

小松 克已さん(以下、小松 敬称略):「笑顔」は私の人生の最大のコンセプトです。健康になる、嬉しくなる、笑顔になる。「本気の笑顔」をつくっていきたいです。そして自分を含め、いつでも誰もが輝ける人生を送れるようになってもらいたいです。

そのために弊社は、永久磁石を独自の「N極S極交互配列」で配置した医療機器を製造販売しています。
独自のN極S極交互配列は広範囲に磁力が影響します。この配列によって点ではなく面での効果を得ることができ、着用しているだけで血行を改善し、装着部位のコリを緩和します。


「健康寿命を延ばす、社会貢献ができる3本柱の構想を実践」

記者:笑顔で輝ける人生を提供するためにどのような目標、計画を立てていますか?

小松:今回「コラントッテ レスノ」というブランドを発表しました。これは磁石製品のブランドに加え、これからの高齢化社会において健康寿命を延ばす、というテーマで誕生したブランドです。このブランド開発にあたり元々、コラントッテ商品を身につけてくれていたスキージャンプのレジェンド、葛西紀明選手と契約しました。年齢を重ねても挑戦し続ける姿がブランドのフィロソフィと合致したので契約締結に至りました。

「コラントッテレスノ」ブランドから4つの商品を展開しています。

血行を促進しリラックスをサポートする休息ウエア「スイッチングウエア」、トレーニングとケアの2つのモードを搭載した家庭用EMS運動機器「デュアルパッド」、天然成分100%の高濃度ビタミンとミネラルが配合されたサプリメント「ウェルビィサプリ」、トレーニング後のケアや仕事中のリフレッシュのためのボディクリーム「リラクシングアロマクリーム」です。

それ以外にも構想はたくさんありますが、これからの健康寿命を延ばすという想いを持っています。

それと「CSS」(コラントッテ・セーフティ・システム)の取り組みをしてます。
これは商品に記載された個人を特定するID番号とフリーダイヤルにより、外出先での突発的な病気や事故、自然災害により意識不明で救急病院に搬送された場合、速やかに家族とへ連絡を繋ぐシステムです。

大切な人を守りたいというのは本人もそうですが、見守っている家族も大切です。そこに注力しています。災害などが起こって本人の意識が無くなったら、待っている家族はどこに行ったら分からないし、連絡がつかない間はとても不安です。その不安を解消するこのシステムは社会貢献だと思っています。

医療機器認証を取得している、磁気製品の「コラントッテ」、セルフケアを意識した新ブランド「コラントッテ レスノ」、社会に役立つ「CSS」の3本柱で皆様のQOL(生活の質)の向上を目指しています。


「ビジョンと目標の違い」

Q.目標や計画に向かって、どのような活動指針を持って、どのような基本活動をしていますか?

小松:社是は「人を幸福にする一番身近な方法、それは本気の笑顔です」
小学校の2年生くらいから社長になりたいという夢を持っていました。

記者:ずいぶん早いですね。

小松:社長繁盛期という映画を観た時に社長は気楽だなと感じました(笑)
建築士の資格を取り23歳の時に建築会社を始めました。29歳の時に自社ビルを持ち、それから会社を5つ経営していました。

それなりにうまくいったり、いかなかったりだったのですが、自社ビルの屋上で一息ついていた時にビジョンと目標の違いが分かりました。

いろいろやってはいるけれど、実は空しい毎日だったのです。
何のためにこんなことをしているのか?
僕のビジョンは社長になりたいから始まっています。既に子供の頃の夢が叶ってしまっているので、もうその先のビジョンが無いのです。じっくり考えたら自社ビルを持つことも、社長になることも全部目標だったという結論に行き着きました。
そこでビジョンは何だと考えたら、結局自分がニコニコ笑うためだったのです。

僕の解釈ですが、目標は具体的でブラウン管に映っているイメージでビジョンは手に触れられない抽象的なものです。

例えばお金持ちになりたいというのは目標です。お金持ちでも笑っているかは分かりません。お金を持っていても親族が喧嘩していることもあります。そうなってしまえば、お金を持っているけど全然幸せではないです。

だから笑いを会社のテーマにもしています。
すべてのことに「これ笑えるのかな?」とつなげます。つながらないことは辞めといた方がいいと思っています。
決して慎重に生きているわけではありませんが、自分の人生が笑えるか、みんなが笑えるか、会社の人が笑えているのかなと、瞬時で考えて判断している感じがします。

その代わり、笑うためにはここで集中してやらないとならない時やことがあります。会社なので今ここでエネルギー出しておかないと、スルーしていたら絶対楽しくないということはあります。

記者:なるほど、意識しないと目標がビジョンになったり、それが曖昧になっていたりしがちですね。


「父親の病気とマイナスからの出発」

Q、今のことをするようになったきっかけは何でしょうか?

小松:僕の父親が脳梗塞で倒れたのです。左手左足がしびれて寝たきりになりました。寝返りが打ちにくいので、右側が肩こりや腰痛で痛くなるのです。それを何とかしたいと思ったのがきっかけです。
磁気について知識があった私は、寝たきりになってしまった父親の筋肉のコリを和らげるために磁気治療器を探し回りました。しかし、従来の家庭用磁気治療器は磁石同士が同じ方向に同じ極で配列されているため、効果に納得ができませんでした。そこで、磁石のN極S極を交互に配列してみたら、磁力が広範囲に影響するのです。試作品を着た父親の笑顔は私に製品化の勇気を与えてくれました。
その後、この独自の配列で作った磁気サポーターの効果は周囲を驚かせ、製品化への後押しとなりました。
そしてさらなる試行錯誤を繰り返し、製品としての具現化にたどり着きました。

その前に5つくらい会社を経営していましたが一回全部無くなりました。まったくゼロからつくったのがコラントッテという会社です。ゼロというよりマイナスからの出発です。金融機関に返さなければならないお金はこちらから返しに行きました。自分の生き方に自信を持って、生きられると思うからです。

妻の助言も助かります。
事業がうまう回らなくなり社員の給与分を運転資金に回そうかなどと考えていた時、軌道修正をかけてくれました。少し弱っていた自分に気付かされ、がんばれました。
けれど努力のかいなく結局倒産して家に帰ったその日、妻から「あなたは商売でちょっとつまずいただけ、生き方とか人生絶対に間違っていないから」と言われて勇気づけられました。

コラントッテの製品は、炭素の少ない金属しか使っていません。コストはかかるのですが肌に優しいのです。利益を追求しすぎず本物をつくることは普通のことだと思っています。

この想いを持ってやっていればルイ・ヴィトンのように160年以上続く会社の基礎になると思っています。
5年くらい前に100年企業にしましょうと打ち出しました。
ルイ・ヴィトンは確かな技術と品質で、世界中から信頼が寄せられています。初代のヴィトンさんが将来スーツや靴をつくっているとは思ってもいなかったと思います。
弊社も現在の事業を懸命に真面目に進めていきます。そうすれば将来、コラントッテの家に住んだら長生きできるとか、そんなことになるかも分かりません(笑)
みんな長生きして健康に輝く人生を送れたらというテーマは不変のビジョンです。


「感謝と最善の努力、気づくこと」

Q、様々な限界を突破してきた中で、どのような気づきや発見がありますか?

小松:感謝というのを漠然とした言葉でなくハートで思っています。これに尽きる気がします。

記者:日々そういう気持ちで自然といられる。できそうでできないことが自然とできてるのは素晴らしいですね。

小松:若い時はそんなふうに思えていなかったのですが。
想っていたら向こうからただやってくるのではなく、最善の努力をしないとなりません。これは会社でも話しています。
目的を明確にして、ここ一番の時は実動できること、明日でもいいかと思ってやっていたって奇跡は起こりません。全力でエネルギー持って当たっていったら絶対奇跡は起こります。
その代わり本気でやらないとなりません。何か夢のように向こうからやってくることはありません。

もう少し細かく表現すると奇跡が起こるのでなく、自身のアンテナが張りめぐらせれて気づきが起こります。例えばテレビを見ていて、関連する情報が出てきたり、関連する人と出会ったりなどと、目的をかなえるための近道につながる事が起きてきます。じっとしていたら何も起こりません。

記者:今だけみたら奇跡のようですが、その前段階のセッティングがおありだったのですね。



Q.読者の方に向けて一言お願いします。

小松:大変なことはたくさんありますが、無駄なことはゼロ、絶対に無いです。嫌なことも含めてよくできていて全部必ず役に立ちます。
2度と出会いたくないくらい嫌なことは、後々必ずその嫌なことに近いものがやってきます。その時の対処方法は「あっ、そう」くらいで終わってしまうのが大半ではないでしょうか。
そうではなく、ちゃんと真正面に受け止める。絶対に無駄なことではないと思って受け取ったら全部必ず役に立ちます。そしたら次に来るのが楽しみになります。それをあっち向いたりこっち向いたりしていたら一歩も進歩しませんから同じことを繰り返すことになります。
事業をすすめていくといろんな事があります。一見するとマイナスに思えることもあります。しかし、どんな時も社員にはこう伝えます。「これは絶対にプラスになると思う」と。

記者:嫌なことからも目をそらさず、真正面から向き合っていくことは大切だと感じました。

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小松さんの活動、連絡については、こちらから↓↓
HP:https://www.colantotte.jp/
2012年のハリウッド映画「アベンチャーズ」の一作目に家族で出演された経緯から2019年6月にJFKに関する小説を出版されました。
書籍:「もうひとつの真実―そのとき彼は死んでいなかった」

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【編集後記】
インタビューの記者を担当した川名と所です。
終始、気さくにお話しして下さりました。ここには書ききれないお話もたくさんありました。
物事を広くシンプルにとらえ、想いを大切にし真正面から実践する勇気をいただきました。
今後のますますのご活躍を楽しみにしております。

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この記事はリライズ・ニュースマガジン“美しい時代を創る人達”にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36


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