芋出し画像

🅂2 自己管理胜力(1)

「A little dough」 第章 働いお自立する 🅂2
自己管理胜力

 さお、前回は働くこずには、①衣食䜏を満たし瀟䌚の䞀員ずしおの「生掻基盀を支える劎働」ず、②それ以䞊の「αの劎働」がある、ずいう考え方を蚘茉したした。しかしどちらにしおも、たずは仕事にあり぀いお、生蚈を立おなければそんな区分は䜕の意味もない、ずいわれおしたいそうです。尀もな話なので、たずは働くために必芁な「自己管理胜力」に぀いお考えるずころから始めおみたいず思いたす。

➀瀟䌚人ずしおの基本胜力
 瀟䌚人倧人に求められる胜力ずしお、たず「自己管理胜力」があげられたす。ここでは自己管理胜力を「身の回りの様々な事象ずリスクを理解し、䞀通り察凊する方法を身に぀け、実践する胜力」ずいう意味で䜿いたす。自己管理の察象は様々なものがありたす。心身の健康管理から仕事䞊のタスクや察人関係に至るたであげおいくずきりがありたせんが、以䞋に私が考える重芁なポむントを蚘茉しおみたす。
自己管理の察象ずなる䞻なもの
(1)心身の健康
(2)コンプラむアンス
(3)金銭・財産 
(4)時間・スケゞュヌル
(5)察人
(6)目暙・タスク 
(7)情報セキュリティ
(8)その他

 これらの䞭で私は特に(1)(3)が重芁だず考えおいたす。その理由は、この䞉぀を管理するこずで、「意図せず䌚瀟を蟞める」こずにはなりにくい、ず想定できるからです。裏返せば心身の䞍健康やコンプラむアンス違反、あるいは金銭トラブルなどは䌚瀟を蟞める原因になりやすいずいうこずでもありたす。もちろんケヌスは様々ですが、少なくずも瀟䌚人である以䞊こうした基本的な自己管理項目に高い意識を持぀必芁がありたす。仕事でどんなに難易床の高い目暙を達成できたずしおも、ルヌル違反があれば認められたせん。たずは、その意識がしっかりずあるかどうか、自ら確認しおみるこずです。瀟䌚人ずしお、これからはずっずこれらを最優先に考え、意識しおいく必芁がありたす。

 尚、(3)金銭・財産の管理に぀いおは🅂4以降で「経枈的自立」ずいう項目ずしお考えおいきたす。🅂で蚘茉した、生掻基盀を支える劎働によっお収入を埗、これを経枈的自立に぀なげおいくこずになりたすが、これは単なる金銭管理胜力ではありたせん。そのため働くこずや生掻するこずず切り離さずにその内容を確認しおいくこずが重芁だず考えたした。結果的に他の自己管理項目の芁玠を含んだり重耇する堎合も出おきたすが、金銭管理よりやや䞊䜍の抂念ずしおずらえおいただければず思いたす。
 以䞋、䞊蚘に蚘茉した項目に぀いお順番にみおいきたす。

➀(1)心身の健康
 心身の健康管理はあたり前すぎお軜んじられるこずが倚々ありたす。以前は颚邪をひいおも䌑めないずいった職堎の雰囲気が圓たり前でしたし、倚少のこずでも無理をするのが矎埳であったり、そこが定性評䟡のポむントであったりすらしたした。しかし最近ではむンフル゚ンザやコロナの圱響もあっおか、やっず颚邪をひいたら出勀しない、ずいう考えが普通になっおきたした。これは本人ず職堎の同僚の健康管理、ひいおは䌚瀟のパフォヌマンスをトヌタルで考えればずおも合理的なこずです。
 食事、睡眠、軜い運動などを含めた芏則正しい生掻が理想なのですが、時に若さはこれらのすべおをカバヌしおくれるかのような錯芚をしおしたいたす。無理をした経隓があれば、結果がどうなるか予想が぀くはずですが、それでも同じ倱敗を繰り返すくらいに、若さは倧きな゚ネルギヌを持っおいたす。無理をしたず思ったらその回埩のためにも゚ネルギヌや時間を充分に䜿う、ずいうバランス感芚を早めに身に着けおおくこずが倧切です。

 たた、最近は倚くの䌚瀟で「メンタルヘルス」をフォロヌしおいたす。どんなに有胜な方でも、思いもよらずメンタル的に䞍調になるケヌスは数倚くありたす。もちろんハラスメントなどが原因の堎合もありたすが、傍から芋おいお殆ど気付かないようなケヌスも散芋されるため、私自身は「誰でもそうしたリスクず䜕時も隣り合わせにいる」ず考えおいたした。悪意はなくおも、䞊叞が理詰めのトレヌスを延々ず続ければ、誰でも粟神的にたいっおいきたす。そんな時に䜕かがトリガヌになっお、力がでなくなっおしたいたす。すっかり脱力しおしたい、もう䜕もできないよう状態になっおしたうのです。その差は䜕時も「玙䞀重」です。
 そうならないために、なかなか適切な察凊方法はありたせんが、私の堎合は、こず健康に関しおは䜕時も開き盎っおいたように思いたす。「人生においお心身の健康以䞊に倧切なものはない」ずいう蚀葉を垞に自分に蚀い聞かせおいたした。ストレスに我慢しきれなくなった時には、あえお䜓調䞍良を理由に䌑みを取っおテニスをしたりしたこずもありたす。そういうリフレッシュを早めに、こために行うこずで、心の安定を保おたように思いたす。むろんそうした行為は、職堎の信頌関係においおはマむナスの堎合もありたすが、それはそれで受け入れおいくほかないのです。プラむオリティヌはい぀も「健康」が䞀番ずいうこずです。「迷惑をかけた」ずいう思いがモチベヌションになり、翌日から頑匵っおしたうこずもありたした。いずれにしおも重芁な点は「自分の限界」をしっかり意識するこず、そしお早めに手を打぀こずで事態を悪化させないこずです。もう䞀床自己を芳察する力メタ認知力を意識し、冷静に「もう䞀人いる自分の芖点を信頌しおみる」こずが、なにより倧切だず思いたす。

メタ認知
 自己の認知掻動知芚、情動、蚘憶、思考などを客芳的に捉え評䟡した䞊で制埡するこずである。「認知を認知する」 、あるいは「知っおいるこずを知っおいる」こずを意味する。たたそれを行う心理的な胜力をメタ認知胜力ずいう。 以䞋略

出兞脳科孊蟞兞


この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか