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セルフコンパッションって?

セルフコンパッションってご存知ですか?  「自分を想いやる気持ち」や「慈愛」などと訳されますが、欧米ではマインドフルネスと同様に取り入れられているマインドトレーニングの一つです。マインドフルネスよりもウェルビーングを高めたり、レジリエンスを高めたりするという研究結果もあります。

「自分を想いやる」ってなんだか自分を甘やかしている感じがするかもしれませんが、実は周りの人を笑顔にするには、まずは自分を想いやることが大切です。ダライ・ラマは「他人を幸せにしたければ、想いやりを学びなさい。自分が幸せになりたければ、想いやりを学びなさい。If you want others to be happy, practice compassion. If you want to be happy, practice compassion」と言ってます。

でも「自分を想いやる」ってどうやってやるの?と思いますよね。セルフコンパッションは、この「どうやって」を、メディテーション(瞑想)や、ノートとペンを使ったエクササイズをやりながら学んでいきます。

イメージを掴んでいただくために、一つノートとペンを使ったエクササイズを紹介します!

想像をしてみてください。友人が失敗をして、落ち込んでいます。その時に、あなたはなんて声をかけますか?どんな態度で接していますか?失敗はどんなことでもいいのですが、落ち込んでいる友人に声をかける自分を想像して、ノートにその様子を書いてください。


次に、自分が失敗をしました。最近あったことでも、昔の失敗でも大丈夫です。自分は、失敗をしたので、落ち込んでいます。その時、自分自身になんて声をかけますか?どんな態度で接していますか?その自分自身の様子をノートに書いてください。


そして、友人に声をかけた時と、自分に声をかけた時を比較してみます。同じところはあるのか?違うところはあるのか?それらをまたノートに書いてみてください。


大体の方が、友人が失敗して落ち込んでいる時は、優しく励ますのに対し、自分が失敗して落ち込んでいる時は、厳しく批判をします。友人には言わない、酷い言葉を自分に対して言っていたりします。批判をすることで次のステップが見えて、より改善できるのであればその方法でも良いのかもしれません。ただ、批判しすぎて、落ち込んで、なかなか次のステップが見えない、、、という人も多いのではないでしょうか?人はネガティブなマインドになるとストレスを溜め、いつもはしないミスをしたりします。ネガティブであり続けることはあまりよくありません。失敗をしても自分を批判しすぎない、まるで友人に対して理解を示すように自分に対して想いやりをもって声をかける。それがセルフコンパッションです。

このようにセルフコンパッションでは今の自分を知り、自分に対して想いやりをもつことの大切さ等を学んでいきます。私は、自分にとって「厳しいけど愛のあるお母さん」になる事だと思ってます。辛い時は手を差し伸べ、甘えてる時は厳しく叱る。セルフコンパッションは、想いやりだけではなく、モチベーションも高められます。


なんとなくセルフコンパッションのイメージが湧きましたか?

セルフコンパッションやマインドフルネスの講座を実施しています。興味のある方はDMにてご連絡ください。





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