河合厚志

京都在住の、演劇・イベント制作者 コロナ禍において文化の持続とオンラインコンテンツの可…

河合厚志

京都在住の、演劇・イベント制作者 コロナ禍において文化の持続とオンラインコンテンツの可能性を考える。 文化経済学、現代貨幣論、SNSマーケティング

最近の記事

私たちの宗教

ちょっと荒れそうな内容ですが、思いついたので書きましょう。 とくに日本人は無宗教な民族とか言われますが、正月は初詣に行き、ひな祭りやこどもの日を神前に祝い、クリスマスは楽しく過ごし、大晦日には鐘を突く。 結婚式は、神社にしようか、教会にしようか。 葬式には僧侶に来てもらう。 ゆるっといろんな宗教のお世話になっています。 いわば、無宗教なのではなく『雑宗教』なのだと言えそうです。 ただ、元来ずっとそうだった訳ではありません。 キリスト教が伝来するまでは、神社と寺を

    • 他ならぬあなたが投票に行くべき3つの理由

      タイトルめっちゃ長くてすみません。 2022参院選が間近に迫っているのですが、全然、ニュースでやってないので、書きます。 ちょっと頑張ります。 あなたにとっての一票の価値世間では「一票の格差」というと、「議員一人当たりが獲得すべき最低票が選挙区ごとに異なり、人口過疎選挙区ほど一票の価値が高い」みたいなことが言われていますが、それとは全く関係なく、「あなたにとって、一票とはどんな価値があるのか」を説明したいと思います。 もうざっくり言って 499万円です。 計算方法

      • 人間の寿命

        豆知識的な 哺乳類は、平均的に、心臓の鼓動を10〜20億回ほど打って寿命が来ると言われています。 そうすると、人間はだいたい30歳ほどで10億回を迎えます。 また、 「歳をとるほど時間の流れが早くなる」というのは本当らしく、計算した人によると 80歳で亡くなった人の人生の体感時間は19歳の後半で半分に到達している。 人生ってとんでもなく短いので、毎日を大切に生きたいですね。

        • 今の自分と未来の社会

          短いです。 どうも最近、自分が 「今の自分にとって充実しているかどうか」 という視点で、物事を選び取ることが増えてきたように思う。 それ自体は誰にも否定されるものではないと思う。 自分に嘘をついて無理をして体調を崩す人も多くいる現代。まずは自分が充実することを第一義としてもいいように思う。 どれだけ我慢しても、明日死んじゃえば、その我慢も無駄になるかもしれない。 一方で、 自分が死んじゃった後も社会は続いていくのだから、未来に問題が残るような選択は、取るべきではない

        私たちの宗教

          方法としての演劇、目的としての演劇

          今回は、僕が携わっている小劇場演劇について最近考えていることです。 ざっくりいうと、演劇には「方法としての演劇」と「目的としての演劇」の両面があるという話です。 実に簡単な話で、例えば 「金槌で釘を打つ」という行為には、 「釘を打つために金槌を振るっている」と 「金槌を振るうために釘を打っている」という二つの面があるのと同じことです。 これは演劇ではないこの話のきっかけは、僕が関わった演劇の感想の中に 「これは演劇ではない」 という感想を見たことにはじまります。 個人

          方法としての演劇、目的としての演劇

          良い税金、悪い税金。

          こんにちは 本当は前回の記事で言いたかったお金の話です。 前回、税金は政府支出のための財源などではなく、インフレ率の調整機能であるというお話をしました。(血税は財源ではない) では調整機能として、良い税金と悪い税金の話をしたいと思います。 中には、それが良い・悪いと言われることに納得いかない説もあると思いますが、ひとまず理屈の話としてお読みください。 良い税金の話税金には、悪行を抑制する機能があることは、感覚的に理解できるところもあると思います。 例えば、タバコ税や

          良い税金、悪い税金。

          財源は血税ではない

          こんにちは お金の話が続きます。 お金が大好きだからです。 みんなもお金大好きですよね? そんな、みんなの好きなお金を、容赦無く天引きしたり、督促してきたりする憎き税金について、書いていこうと思います。 財源は血税ではないそもそも税金とはなんぞや、という話をします。 「税金とは、政府財政の財源」 というのが一般的な認識となっていますが、「貨幣」の側から見たらそれは真逆です。 そもそも、「貨幣」という紙に数字が印刷されたものに数字の値だけ価値を保証しているものはいっ

          財源は血税ではない

          チケット転売とたたかい勝つには

          こんにちは 演劇の制作を続けていく中で日々考えていることをツレヅレ書いていくnoteの3回目です。 お金の話が続きますが チケット転売ヤーを撲滅するにはどうしたら良いかを考えます。 とはいえ、京都の小劇場でチケット転売に困ったなんて話はついぞ聞きません。どこか東京や大阪の大規模ライブイベントなんかの話じゃないでしょうか。 今回これについて考えるのは完全に趣味なので悪しからず……。 なぜ転売は起きるのか簡単にいえば、そのチケットに需要があるからです。 ありがたい話ですね

          チケット転売とたたかい勝つには

          現代貨幣理論ってなんぞや?

          現代貨幣理論(MMT)について、現時点の僕の理解をメモがてら 「おいおい、ちゃうぞ」ってところがあればコメントお願いします。 現代貨幣理論とは、簡単にいうと 「日本のような自国通貨立ての国は、いくら借金しても破産しない」 という理論です。 どういうことかというと 日本政府がいくら「国債」を発行して借金しても、 同じ額だけ「通貨」を発行すれば帳消しにできるからです。 つーか、 直接通貨を発行すれば借金する必要すらないのです。 でも現に、日本政府の国債額は1000兆

          現代貨幣理論ってなんぞや?

          イベントはやっぱり”臨場”がいい!

          新型コロナウイルス感染症の嵐が吹き荒れる中 なかなかお外に出られないお客様向けのオンラインコンテンツが むちゃくちゃ乱立しています。 そんな中、演劇の世界では 「やっぱり”生”がいい」なんていろんな人が言っています。 僕は”生””LIVE”というと意味が広すぎるので ”臨場”って言いますね でも実際、お客様に”臨場”してもらうには、 やれ緊急事態宣言だの、 やれ感染症対策ガイドラインだの 気を遣わなくてはならないことがたくさんありすぎです。 結果、通常の料金ではペイで

          イベントはやっぱり”臨場”がいい!