見出し画像

続・子どもはみんな、違うんだ

前回の続きです。

ついつい比べてしまう、
ひとりひとり違うのは分かっているのに・・・

何度言ってもわかってくれない
言うとおりにしてくれない

うんうん、そうですよね。そこで必要だとお伝えしたのがコーチングです。

野球日本代表の監督をされた栗山英樹さんについてこんな記事がありました。
【1】圧倒的なコミュニケーションファースト
【2】徹底的にフラットな目線
【3】「心理的安全性の高いチーム」を作る
【4】風通しがよく、活発なコミュニケーション
【5】「ツメ」よりも「ホメ」優先
【6】ひたすらに謙虚
【7】短く言い切る
【8】「命令」でなく「問いかけ」
【9】考えを押し付けない
【10】とにかく「楽しませる」
栗山監督「世界最強チーム作る"伝え方"」10の魔法
この"1文字"が「やる気」「思い」を引き出す!

(東洋経済ONLINE 2023/07/12より)

これなんです、コーチングって。
一人ひとりが違うから、一人ひとりに様々なコミュニケーションを通じて相手のやる気、自発的な行動、能力を引き出し、自分の力で目標の達成や夢の実現をサポートする、まさに栗山監督が実践されていたことそのものです。

だから、比べることは、能力を引き出す事にはつながらないのです。ティーチングだけでは、行動につながりにくいのです。

時間はかかると思います。
でも、かつて学校の慣習で疑問に思ったこと、親からのしつけで納得いかなかったこと、無意識のうちにそれをまねしてしまっているかもしれない、そう気づいたあなたは、少しずつ日々の中にコーチングを取り入れてみるのが良いかもしれません。

ティーチングとコーチングのちがい

子どもが生まれてすぐ、他人との比較は始まっています。
母乳の量、動き、睡眠、鳴き声、寝返り、ハイハイ・・・
そして平均的で、他の子とだいたい同じであることに安心してしまいます。
親がそうだと子どもだってそうなります。
他の子と同じおもちゃを欲しがったり、「みんなやってるから」と言ってみたり、思春期に入っても「友達と同じ」を求めるようになります。人と同じがいいという価値観が受け継がれていくのです。

でも、そんなに他人と同じになりたいのなら、世の中は相当つまらないです。単調です。退屈です。

うちの娘が保育園の時、「瞬足」というスニーカーを欲しがりました。スニーカーマニアの旦那さんはそれを断固阻止。(別に瞬足が悪いわけではありません!悪口を書きたいのではないので!)。
みんなと同じスニーカーを履いて、みんなと同じように走りたいのか、瞬足の靴底の形状は校庭を走るために作られているから、まっすぐ走る君の運動会では必要が無いのでは?と説いていました。
他の子と同じスニーカーでなくても、おしゃれでカッコいいのはたくさんあるから、他のものも見てみよう!人と違う方がカッコいいよ!と。
結局我が家では瞬足を一度も履くことはありませんでした。(本当は履きたかった!と未だに言われますが笑)

あなたのお子さんはこの世に一人しかいません。
他の子と同じであることにとらわれすぎて、違いをアピールしなければならなくなったときに初めて困りごとが起きたりします。
他の子と同じであることに満足している間に、お子さんのすばらしい、誇るべき違いを見落としてしまいかねません。

この子にはどんな個性があるか、この子にしかできないことを家庭の中で伸ばしていきたい、そのためにコーチングを実践し続けているのです。

次回はコーチングの基本を押さえることについて触れていきたいと思います。それではまた次回のnoteでお会いしましょう。

スキ、コメントありがとうございます。
励みになります。
今後ともよろしくお願いいたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?