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【備忘録】地方ローカルゆるふわ球団だった島根スサノオマジックが気づいたらBリーグ屈指のヒールになっていた話【殴り書き】

お久しぶりです。今日もバスケの話題から。

最近の島根、ちょっと変わったよね

2023年も年の瀬。Bリーグの2023-24シーズンも中盤に差し掛かり、なんとも絶妙に微妙な推しチームの成績にSNSでやんやかんや議論をしていて、一つ思ったことがあります。
これはファンもチームもなのですが、 #島根スサノオマジック を取り巻く空気が、3-4年くらい前とだいぶ変わったな。ということですね。

そもそもこの3年で何があったか

3シーズン前のオフといえば、#バンダイナムコ が経営に参画したこともあり、 #安藤誓哉 選手や #金丸晃輔 選手(現在は移籍)、 #ニック・ケイ 選手を獲得し、エースとして成長した #ペリン・ビュフォード 選手をあわせてチャンピオンシップに出場。それまでは降格圏に沈むチームだったのを一気に引き上げた #ポール・ヘナレ HCの手腕も着目を浴びましたよね。

↑というのはまあ周知の事実かとは思いますが、年々島根をヒール球団と位置づける他チームファンも増えてきた印象がありますし、島根のファンもファンで、弱かった頃の記憶で物事を語ってる人と、逆に最近の強い島根を見て負けたときに辛辣になる人で分断が進んでいる印象もあります。

島根 as ヒール球団の具体的なエピソード

島根がヒール球団として位置づけられたなと筆者が明確に感じたのは、週末に対戦を控えた #宇都宮ブレックス のHCが、水曜日の試合後のインタビューで、ややトラッシュトークめいた煽りでファンの士気を高めるシーンがブレックス公式アカウントからアップされたことです。島根ファンサイドがこれに反応してTLは大荒れに(実は前年も一悶着あったカードではあります)

他にも、少し前に安藤選手が #レバンガ北海道 戦で見せた「タイムアウト煽り」が他チームのファンから不興を買った流れもありました。

思い返してみれば、ビュフォード選手が前年度に熾烈なMVP争いの末 #横浜ビー・コルセアーズ#河村勇輝 選手に敗れた際も、一部のファン同士で激しい論戦が繰り広げられたこともありましたよね。
島根のブースターはほぼ誰一人としてビュフォード受賞を疑っておらず、島根ファンだけど客観視したら河村に分があるだろうな、と思ってツイートしたところ非国民扱いされたことも筆者は忘れていません。

なぜここまでヒールになったのか?

いくつか原因はあると思っています。
1つ目は球団買収の経緯です。経営難や諸々の問題を抱えてたチームを、バンナムという都会の大企業がいわば青田買いしたこと。実際にはファンや当時のフロントの努力や、そもそもチームがある程度地域社会に根ざしていたことが要因ではあるのですが、これを表面的に見たら不愉快に映るのは確かでしょう。ましてそれで金丸選手や安藤選手を獲得し、実際に結果を出しましたからね。

2つ目は、これは本人たちの選手としての姿勢やプレースタイルや監督の起用法から起因するものですが、シンプルに島根のバスケが「おもんない、ムカつく」からだと思います。あまりにもビュフォード選手や安藤選手の個人技が理不尽過ぎて、結局最後はお前が決めるんやろ、みたいなところだったり、そもそもヘナレコーチが主力を酷使して控え選手をあまり起用しなかったり、みたいな極端な采配がヘイトを買ってる部分は大きいです。

https://twitter.com/BosPatsCeltsSox/status/1657027082302500864

3つ目、これは戒めの部分もあれば別にそれでもいいじゃんでもあるのですが、冒頭でも触れた島根ファンの質が変わった部分がある、という話です。これもちょっと前に話題になったのですが、バンナム体制前でコロナ禍以前の島根は、選手との距離感もかなり近く、ファンフレンドリーだった部分がかなり大きいチームでした。チームもあまり強くなかっただけに、その頃の時代を懐かしむファンの間には、「ファンと選手との交流」を重視する層がかなりのボリュームでいるのは事実です。
一方で、急にチームが強くなったことがきっかけで、ある意味純粋に競技としてのバスケを見るという視点から、「強い島根しか知らない」「強いチームしかみたくない」みたいな層もいるとは思います。
もちろん島根のブースターの中での軋轢もそうですが、前者しか見てこなかったから「島根のファンは優しい」と思ってたのに、急に後者が可視化されて「なんだよ急に強くなったのにしゃしゃり出るな」という感情がよそのファンにあるのは否めないんじゃないかな、と分析しています。もちろん後者を否定するつもりはありませんけどね。

ファンとの距離が遠くなったのはなぜなのか?

少しヒールの話とは逸れますがここは触れておきたかったので。
ファンとの距離が近かったのはなぜか、というと、チームが決して強くなかったというのもあるのかもしれませんが、地元密着地域で応援、みたいな意識が強かったんだと思います。それが、安藤選手が「優勝を狙おう」と言い出して、フロントが「日本一」という言葉を使い出した頃から、「トップカテゴリのプロスポーツチーム」としてスタートしたと思っています。
実際に #Bリーグ がプレミア化を目指していく中で、ほんとにトップのチームだと、今までの選手との近さではやっていけないと思いますし、逆に言うとこれくらいが本来なら適正だし、もっと考えると、どうしても #松江市 レベルの地方都市、 #島根県 レベルの人口規模の地域にトップチームがあるのはいろいろ限界があるのかもしれない、という悲観的な論調が一部にあるのも納得が行ってしまいます。

ヒールを目指すなら、圧倒的強くあれ

話はヒールの話に戻ります。
これは筆者の持論ではあるのですが、ヒール球団になってしまった以上、圧倒的に強くあり、嫌われ続けるような宿命があると思います。
全盛期の悪の枢軸と言われた野球の #ニューヨーク・ヤンキース だったり、トム・ブレイディとビル・ベルチックの師弟で作り上げたアメフトの #ニューイングランド・ペイトリオッツ の王朝であったり、
彼らは嫌われ続けていた一方で強くあり続けていました。
もしも彼らを志向していくなら、野心高く、かつ強くある、最強のヒール球団を目指すべきだと思います。

https://twitter.com/BosPatsCeltsSox/status/1737841051782844899

地域に根ざしてゆるっとやってた島根に愛着はあります、実際に自分が一番好きだったのはその「地方球団」の可能性が花咲く直前のビッグスリー前夜のシーズンでもあります。
でも、本当に日本一を目指すなら、覚悟を決めてやらなきゃいけないです。僕たちも。選手も。フロントも。コーチも

ぶっちゃけ今年の成績だとそう言い切れないので、頼みますよ!

Let's GO MAGIC! WE ARE MAGIC!

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