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小説は無音の場所で読みたい

みなさんおはようございます、ユシアです。

以前僕はこんな記事を書きました。

小説が僕の心を落ち着けてくれる
と気付いたので、先日お気に入りのシリーズの本を図書館で借りてきて
その本を読み進めています。

さて、その本を読み始めようと思ったときに気付いたのですが
僕は小説は無音の場所で読みたいようです。

この感覚は人に説明したことがないので
うまく伝えられないのですが
なんというか、本によって感じる空気が違うんです。
その「空気」の中には「音」も含まれています。
勝手にBGMが聞こえてくる、厳密に言えばそうではないのですが
でも、それに近い感覚があるような気がします。

小学生の頃ですが、斎藤孝さんの著書で「ガツンと一発シリーズ」というものがあり
読書に関すると本を詠んだことがあります。

多分これかな。ちょっとタイトルは覚えていないのですが…。
その本の中にこのようなことが書いてありました。

「本を読めば読むほど想像力がつく。
そのうち、本の中に登場する人たちの声が聞こえるようになってくる。」

一字一句覚えているわけではないのですが
「想像力が身に付けば、キャラクターの声まで聞こえてくるようになる。」
という言葉にすごく納得した覚えがあります。

というのも、僕は当時すでに読書は好きだったので
いろいろと読んでいたのですが
映像化された作品って、どこか違和感があったんです。
小説で読んだときとはどこか違う、そんな違和感。

その正体が、僕が感じた「空気」と
映像化された後のものの「空気」の違いなのだと分かりました。
「空気」というと抽象的ですが、具体的に言えば上に書いたように
「登場人物の声」や「その環境の中で聞こえてくる音や色」などですね。

本を読んだ人にもこんな話をしたことはないので
実際には分かりませんが
想像力がある人にとって「小説」は、映画やドラマ、舞台と同じなのではないでしょうか。
少なくとも僕にとっては、小説を読むことと映画を見ることに
似たような部分があるようです。

そして小説の方が、情報が少ないので
自分の自由な世界を作れます。
ただ言い返せば、自分の知っている世界しか作ることができません。
(恐らくこの理由で、僕は『ハリー・ポッター』等の海外作品を読むことが苦手です…。)
そういう意味では、読書にもデメリットはあります。

ただ、小説の発する空気をきちんと受け止めるために
僕は「小説は無音のところで読む」ことがベストだと思っています。

実際は難しいんですけどね。

20代後半ゲーム好き。Youtubeにてゲーム実況を始めたばかり。好きな人と好きなことをして生きていくことが目標。