#時空の森羅万象物語 第Ⅴ章第49節
長かった第Ⅴ章も次節で終わり、物語も後半戦へと入って参ります。
次節で丁度第50節なのですが、著者としてはここまで結構早かったかなと思っています。
(宿命物語の方は、実はもっと早いペースで投稿していたので、実際はそこまででもないとは思いますが。)
初めに昴流や葵が薫楼達を出迎えた時、この場にいない鏡祐や雅は寮のリビングで夕食(歓迎会、というかお疲れ様会)の準備と風呂掃除でもしているものと思われます。
そして葵は、この出迎えの直後に本当に自分の家に帰ってます(笑)
今節に出てくる桜菊国固有種の狼というのは、もちろん【ニホンオオカミ】をモデルにしています。
ニホンオオカミは鏡祐が言っているように、1905年(明治38年)1月23日に目撃され捕獲された若いオスが最後の確実な目撃情報とされていて、現在では既に絶滅したと考えられています。
(この時空物語はあくまでもファンタジー物語なのですが、たまに江戸時代とか明治時代とか普通に出てきます;)
かつて存在していた【屋久島犬】も【薩摩犬】も、ニホンオオカミと同様の原因や本土への持ち込みによる混血、一度絶滅し保存会が活動するなどして復活を果たしたものの途中で計画が頓挫するなどして純血種はもはや存在していないとの事。
それが良いとか悪いとかではなく、事実として、そうならざるを得なかったり、生を繋げる為の生存戦略として命を賭して、現在まで生命のサイクルが続いているのかと考えたり…(個人的な意見です)。
この話は以前ちらっと書いた「子孫を遺した先に何がある?」問答にも関わってくるのですが、もしかしたら地球という生命体の存在を維持し続ける為に、その上に存在する生物の命は必要な機関として続いていくのかもなどと考えたりも…?
(この辺りは著者の勝手な想像に過ぎないので、読み飛ばしていただければと思います σ(^_^;))
いずれにしても薫楼の先祖にあたるニホンオオカミの話(どうやって虹野島にやって来たかとか)は、また外伝として書いていくつもりだったりします。
(転生がなんとかみたいな話は、宿命物語の方でも似たようなものがありましたね。)
そして鏡祐が言っている【驚異】または【脅威】の話は、またその内出てきますし、なんとなく察している方も(というか、ほぼ答え出てる)おられるかと思います。
今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございました m(_ _)m