#時空の森羅万象物語 第Ⅳ章第29節
さて、お話の続きを投稿して参りましょう。
前回に引き続き自然環境のお話が出てきますが、屋久島といえば真っ先に「屋久杉」や「山」や「森」をイメージする方が多いと思うので、海の環境というのが少しイメージし辛いかもしれません。
ただやはり自然は循環しているものなので、島全体から海(海浜植生なども)、更にはより一層外の世界までが一つの流れと言って良いのだと思います。
(誰が言ったのか書いたのか忘れましたが、「我々は海によって隔てられているわけではない。海によって繋がっているのだ。」という言葉が好きです。)
なので陸の開発による森林伐採などが行なわれると海にも影響が出ますし、逆もまた然りでしょう。
青少年科学館などにある、元素記号順に金属などが並べられているディスプレイケースって、なんだか見ているだけでワクワクしますよね。
まぁ、あの辺りのものを手で触れたりする事は出来ませんし、結構危険度の高いものなどもあるので触ろうとは思いませんが σ(^_^;)
(そもそも危険度の高い物質は、名称だけふってあって当然展示はされていませんが。)
化学的な話は好きですが得意ではないので、一応資料を参考に色々書いていますが、情報が古い場合もありますし、何か変な部分がありましたら遠慮なくツッコんでいただけますと助かります。
屋久島には、大正時代から昭和の初め頃にタングステンの鉱山がありました。
現在は全て閉山していますが、昭和16〜17年頃が発掘作業及び加工の最盛期で、電球や真空管のフィラメント、そして武器の部品などに使われていたそうです。
タングステンは融点が非常に高く(3380度)、地球上に存在する金属の中でも一、二を争うくらいの硬度を有しています。
海の環境問題というと、特に沿岸部の重金属の話も避けては通れない(陸地の土壌等にも含まれるけど)ので、お話の中に取り入れました。
(沿岸部の重金属は、一番酷い時期からすると減少傾向にはあるとの事。
タングステンに関しては、屋久島の環境に何か大きな影響があったのかどうかは不明です。)
ナンバープレートを食べるサメの話は実話で、イタチザメの腹の中からナンバープレートが出て来たという話を参考にしています。
イタチザメは屋久島近辺に現れる事もあるそうで、気性が荒いサメとして有名なのでちょっと怖くもありますが、直接出会った事があるわけじゃないので詳しい事は分かりません。
今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございました m(_ _)m
中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。