#時空の輪廻転生物語 第Ⅲ章第35節
今回は会話文(というか浅葱の話)がちょっと長めなので、節全体がかなり伸びてしまっていますね σ(^_^;)
ただ随分と長くかかってしまったこの第Ⅲ章も、あと2節ほどで一旦区切りとなります。
ようやく騒動が一つ終わりましたが、もう少しだけ冷却時間が必要そうですね。
(【日野矢鹿ノ子】さん(もちろん架空の人物です)の事を含め、京極さんちの詳しい話につきましては正編の外伝をご覧いただけますと助かります。)
今節の内容に関して、正編第Ⅸ章85節の解説文の補足ですが、遥か昔は難産死というものは、鬼子が母親の胎内を食い破る事で起こるものと考えられていたそうです。
(縄文時代の土偶の像の多くが破壊された状態で見つかっているのは、安産の身代わりとして壊された為という説もあるようです。)
醒馬と昴流が産まれた時も、二人の母親である里枝さんも危うく死にかかっているので、馬叉斗さんは子供の所為ではないと頭では理解しながらも、少し恨むのに似た感情を持ってしまったのかもしれません。
今回の醒馬の場合も、詳しい内容は異なりますが、その辺りの思考の整理整頓が滅茶苦茶な事になってしまっていたので、浅葱は敢えてゆっくりと醒馬に話しかける事で落ち着いて物事を考えさせようとしているようです。
最後の方で過去話の浅葱が話している公園での出来事というのは、実は著者の実体験が元となっています。
多分就学前くらいだったかと思うのですが、友人と共に遊んでいた著者の前に一人の少年(少しだけ年上?)が現れ、その歳で随分と大人びた話…というか、何故か医学的な話を突然始めました。
しかも丁寧にも自由帳に「脳の構造のスケッチ」まで描いて見せてくれて、それからしばらく話をしていた気がするのですが、遅い時間になってきたのでそのまま別れました。
以後彼と会う事はなかったのですが、今頃は脳外科医にでもなっているのではないかなぁと勝手に思っています。
今に至るまでずっと謎のままの少年なのですが、まぁそういう思い出の一個や二個はあっても良いのかもしれませんね。
今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m
中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。