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時空の森羅万象物語 第Ⅲ章第20節


今回のお話には、鹿児島の美味しそうなものの話が色々出てきます(笑)

ただ白くまは本土ではかなり広まっていますが、屋久島では食べられるお店などは多くなさそうです。

「みるきぃ」はこの物語でのシロクマが美味しい店、名前に深い理由はありません。

リアル現実だったら、やはり白くまといえば天文館の「むじゃき」でしょうかね。

(セイカ食品は南国白くまのCMを複数種類作っているのですが、結構ぶっ飛んだ(←尊敬語)設定のものが多く、短いながらもかなり印象深く記憶しています。

 今回のお話で浅葱と神護が話していた地殻変動のお話も「セイカ食品 南国白くま パンゲア編 CM」などで調べて頂けると、すぐに出てくるかと思います。

 「パンゲア編」だけでなく、他にも「南国白くま編」「嫁探しに編」「恐怖で真っ白に編」などがあります。)




かからん団子はサルトリイバラ、けせん団子はニホンニッケイの葉を使った団子餅です。

アンコやヨモギをダンゴ粉と合わせ、葉に包んで蒸す事で香りが移り、独特の風味を醸し出します。

かからん団子は屋久島(を含めた西日本一帯)で、けせん団子は鹿児島本土で食される事が多いようです。

サルトリイバラの葉はあまり香りは強くないですが殺菌作用があるそうで、ニホンニッケイはその上に甘い香りが加わります。

元々は家庭などで作られる普通のあんこ餅だったものを、保存期間を長くする為に殺菌作用のある葉を合わせたのが始まりだと言われているようですね。

薩摩藩のお茶菓子の一つとしても提供されていたようなので、色々と歴史がありそうです。

(挿絵の鏡祐の左腕の前辺りに置いてあるのがけせん団子、ニホンニッケイとサルトリイバラは葉の形が異なります。

 以前けせん団子を作る動画を撮ったので、明日辺りupしようかと思います。)




「茶わんむしの歌」は、鹿児島の人なら知っている割合がかなり高い、大正時代に広まった俗謡です。

茶碗蒸しの「蒸し」を「虫」と勘違いした人の笑い話を歌にしたもので、著者が子供の頃に蒸しパンの「蒸し」を「虫」だとずっと勘違いしていた事に繋げました。

(最近話題の昆虫食とは、特に関係ありません;)




今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございました (^^)






中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。