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#時空の森羅万象物語 第Ⅶ章第64節
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今回のお話で、馬叉斗さんの頬の傷は、かつて醒馬が昴流を連れて京極家から逃亡する際に、例の魂の石から取り出した大鎌を使ってつけてしまったものという事が分かりました。
宿命物語の時もその行為自体が禁忌の一つとして位置付けられていた(宿命物語ではアイルランド伝承における「禁忌」や「制約」を意味する【ゲッシュ】という名称を用いていました)のですが、そちらでは言及こそしたものの、直接的な表現というか実際にその禁忌を犯した場面はありませんでしたね。
しかし醒馬は子供の頃に父親である馬叉斗さんに対してそれをやってしまっているので、禁忌を犯した事により自身の魂にも傷が付き、更に馬叉斗さんに付けてしまった傷と同じ場所に見えざる痛みを感じるようになってしまいました。
(つまりその痛み自体は第Ⅴ章第46節で薫楼につけられてしまった傷とは直接関係ないのですが、場所が場所なだけに因果関係を疑ってしまいそうですね。)
これはいわゆる代償のようなもので、「人を呪わば穴二つ」と同じような意味を持つ「返りの風」にあてられてしまった結果という事になります。
(「返りの風」とは、人を呪えば必ず自分自身にも同等の呪いの力が跳ね返ってくるという事を示した概念です。)
暑い日が続き、家のPCも絶賛熱暴走の最中ではありますが、なんとかあまり間を開けずに物語を投稿していきたいと思っております。
(昨日時空物語を投稿しなかったのは、PCが不機嫌ゆえに挿絵が間に合わなさそうだったからです σ(^_^;))
皆さんも、これからの暑さが厳しいであろう日々に備えて体調を万全に、楽しく元気にお過ごしくださいね♪
いつもご愛読いただき、誠に感謝致します (・∀・)
中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。