2023年11月の記事一覧
曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『三千世界』
さて、今回の曼荼羅アート風イラストは、仏教の世界観(宇宙観)を表していると言われている「三千世界」をイメージして描いてみました。
三千世界という言葉は「三千大千世界」の略語で、須弥山(古代インドの世界観に存在する聖なる山)を中心とした一つの世界を千倍し、また千倍し、更に千倍した大きな世界の事を指します。
仏教の世界観における宇宙の単位の事で、一人の仏が教えを広める範囲の事でもあります。
宇宙
曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『自力と他力』
今回の「曼荼羅アート的な夢筆の抽象画」は、仏教用語「自力」と「他力」をモチーフにしています。
大乗仏教で言うところの「自力」は、「自己中心的な価値観や判断力に頼りながら、自らの人生における不安や痛みを乗り越え仏道を進もうとする姿勢」の事を指し、あまり肯定的な意味としてとらえられていません。
(大乗仏教とは自分だけでなく他者も同時に救おうとする考え方で、上座部仏教は修行する事によって自らを高める