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【詩】彼岸まで

朝の風

彼岸すぎの風は
少しだけ
肌寒く

暑かった日々を
少しだけ
思い出す

優しかった笑顔
怒ると怖かった顔

色んなおもいで
引き連れて

あの人は
あの虹の向こうへ

彼岸すぎ
あの世とこの世を
結ぶ扉

閉ざさされた扉の向こう

まだ
私は行けぬ

閉ざさされた扉の向こう

あの人が
痛みや苦しみから
解放されて
穏やかに笑っていますように

そっと
手を合わせる

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