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バスルームで独り言

昔、学校の休み時間とか
学校から帰ってきて
宿題するふりして
創作活動していた

いや、当時は
創作といわず「書き物」と言ってた

こっそりノートに書き続けて
何冊かになったけど
それを誰かに見せるなんて考えなかった

たまたま、学校の授業で詩を習ったので自由学習のノートに詩を書いたら
担任の先生が「投稿してみたら?」と言われて出してみた。
佳作どころか入選はしなかった。

その後もこっそりこっそり

誰かに言えば
「暗いやつ〜」と言われたから。

その頃になると母にはバレて
何故か祖母まで読むようになっていた。

祖母は裕福な家庭に育ち
日本画を書く人で
その時代には珍しい女学校を卒業してる人で
簡単な英文なら読める人だった

その祖母のおかげで
書くのが楽しくなったのだが、
身内以外に見せるなんて
恐ろしくて〜

そうこうするうちに
貯まるノート

はて?あのノートは?

大人になりすっかり忘れてしまった

ふと
なんだか、スラスラとショートショートを書いた

ルーズリーフに書き殴ったショートショート
暫くノートに挟んでたのに

気づいたら「なーーい」

発表する場所はないし、必要ないな

そんな気持ちで捨てたのだろう

そんな私が
今、こうやってSNSに「物書き」してるのだから不思議

で、あの「ショートショート」の事を思い出した。

もしかして、と探し回ったけど
見つからない
やはり、捨てたのだろう

私が書いたものなんだから
思い出させるはずと

いやいや、思い出せない…

こうなると
意地でも…

所々、思い出せても
繋がらない

これはもう…

バスルームの空を見上げて

あの水滴が…
なんて思いながら
今夜もきっと
眠れ…る

まぁ、できても出来なくてもいいや

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