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わたしの読書遍歴ー中学生編ー

小学生編からの続き。

中学生のわたしは、全くと言っていいほど本を読まなかった。中学校の時は、ストリートスナップだけのファッション雑誌「STREET」「FRUiTS」と、音楽雑誌「Music Life」「WHAT's IN?」などに夢中だった。読書をした記憶はあまりない。

時折、友人と図書館に行って海外の絵本をよく見ていたが、「文学」「物語」を楽しんでいる訳ではなかった。物語の急な変更に「なんだそれ?!」「これ、本当に子供が読んで楽しめるの?!」と、ネタにしていたいような感じだったので、読書には入らないと思う。


そんなわたしが、唯一、自分の意志で買った本が1冊だけある。

│「超」勉強法 / 野口 悠紀雄

わたしの勉強方法は丸暗記が軸だったので「これって、意味あるのかな?」という疑問が、中学生ながらに湧いたのと、高校にちゃんと進学したかったので、「落ちたら困るしな」と思って購入した。

わたしは学習塾に行っていなかった。
周りがどんどん塾に行きはじめ、親に「私も塾に行きたい」と嘆願したが、
「学校のテストで100点をとって、もっと勉強したいならいいよ」「わからないことがあったら、学校で習えるでしょう。何のために学校の先生はいるの?勉強を教えるためでしょう」という至極全うな理由で棄却された。

それから、わからないことがあると、先生に質問するようになった。理科の先生はとてもやさしくて、個別に職員室に呼んでくれて、お手製の模型で月と地球の自転について教えてくれた。(それなのに、つい先日「あれ、太陽って、夜になると月に変わるんだっけ? あれ? いやいや、そんなことあるか!」と素で思ってしまったことは内緒だ…。)
また塾に行っている友達が、かわいそうだと思ったのか、塾で出題された問題をたまに教えてくれた。


話が学習・教育にちょっと逸れた。

そんなこんなで、野口先生の「超勉強法」をお小遣いをはたいて手に入れたわたしは、昼休みにクラスの後ろの席でこっそり読んでいた。と、担任の先生が「何の本読んでるの?ちょっと貸して」と本を持っていき、その日の夕方に、その先生が良いと思ったページをコピーしたプリントがクラス全員に配布された。

おいおい!!
みんなに教えちゃったら、全員の成績が上がって、ライバル増えるじゃん!と、しっかりとエゴたっぷりの事を思った。。。幼い。苦笑。

この本で英語の成績はぐっとあがり、また勉強が楽しくなった。その後も野口先生の本は何冊か読んだが、とても面白かった。

ということで、わたしの中学校の読書遍歴は、「本」と言うより「勉強」の思い出が中心でした。

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