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キャリアってなんだろう?

こんにちは。あらもんです。
いろんなところで「キャリア」という言葉を良く聞きますよね。
でも、実際のところ「キャリア」と聞いて、どのようなイメージを皆さん持たれるでしょうか。

昇格?
肩書き?
今までの職歴?
良い大学?
良い会社?
キャリア官僚?(ちょっと古いかしら?)

実は「キャリア」の中には、大きく2つの意味があります。(エドガー・シャインさんというアメリカの心理学者である理論家さんが唱えたもの)

「外的キャリア」と「内的キャリア」

外的キャリアとは、自分以外の、周りから見えるものや与えられたものであります。

・どんな仕事をしているか、したのか
 (職業、職種)
・どんな地位にいるのか、いたのか
 (職位、役職)
・どんなスキルを持っているのか(技能、技術)
・今までに残した実績(賞、資格)
・年収〇〇〇 など

客観的であって、履歴書や職務経歴書などに記載することが多いもの と考えるとわかりやすいかもです。わたくしは、「自分の歴史」と解釈しています。

一方で内的キャリアとは、仕事をする上で自分の中にある評価、認識や価値観です。
・自分にとっての仕事のやりがい
・自分にとっての喜び
・自分にとって仕事の人間関係から得られる満足感、充足感
・自分にとっての働き方
・自分にとっての生き方 など


個人の主観でとらえる、評価や認識・価値観を指します。

主観的な評価、認識、価値観なので、
「わたしのやりがいは〇〇です〜」
「わたしは〇〇を大切にしたいです!」
と公言にしないと、他人から判断することは難しいのです。
また、実は御本人が認識できてないこともあります。

人から聞かれないと、言語化ができないですし、
また、自分で紙に書いたりして視覚化しないと埋もれたまま。
自分自身でも何を大切にしたいかが、結構分からないものなんですよね・・
まして、全然関係ない人に、自分から勝手に言うのも気がひけますしね(笑)

とまあ、「キャリア」という単語1つとっても深い意味があるんです。
ひとりひとり、異なるものです。

そういえば、わたしのような中高年の世代って、「キャリア」なんて言葉は、若い時に身近なものではなかったです。
今ではキャリア教育とか、キャリアデザインとか、小学校からキャリアに関して必須となっているくらい。
(例:キャリアパスポート 引用先:「キャリア・パスポート」例示資料等について:文部科学省 (mext.go.jp)
 
「キャリア」ってことばが、いつの間にか、ぬるっと話題になってて、
 「はて? なんでしょう?」
 「こどもたちはいいなあ~」
というのが本音。。。
なんとなく「あたりまえ」の空気になって、中高年世代が置いてけぼりみたいになっている現状。

私が考える背景として、
家庭内では、守るものができて、サポートもして、お金がかかってく。。
ご近所関係では、自治会などの参加、イベントや役回りでてんやわんや。。
仕事上では、役職がついたりで責任も重くなっていく。。
自分の健康面では、更年期との闘い。
足腰の衰えや、記憶力が弱くなり、老眼が始まってきたり、女性だと生理がなくなっていくこと。。(個人的にさびしい・・)
親戚関係では、親の介護問題、相続問題も加わり、将来への不安が尽きない。。
今が一生懸命だからこそ現在~未来への不安感、喪失感・・

マイナスな言葉は、出そうと思えば出てしまうので、
今回は一旦隠しましょう!

実は、そんなときに考えてみたいのが、自分の居場所として、
 家(1stプレイス)
 仕事先(2ndプレイス)以外に、

趣味の空間や、外部の方のと交流、副業の空間といった「3rdプレイス」の居場所やコト(事)があることが結構重要なんです。

先ほどでてきた「内的キャリア」なんですよね。

脳内をtrip出来る場所やコト(事)。
没頭できる場所やコト(事)。
行きたい場所や、やりたい事。

ちょこっとの時間でもいいんです。

親世代が日本の高度経済成長期を支えてこられた方が多いので、
親の価値観や評価に、自分でも気づかないくらい影響を受けてしまっているんですよね。

だからこそ、あえて「自分が大切にしているもの」を言語化したり視覚化することが必要なのです。

ちなみにですが、
私が捉えているキャリアは、大きく「人生そのもの」ではないかと考えています。
もっと噛み砕くと、生まれてから命が終わるときまで。

もちろん、仕事をしていくうえでは、スキルを磨いて、より良い所へとシフト(選択)することで、視野や可能性が広がって行くでしょう。

でも・・でもですよ。
いろんなことがあっても、他の居場所やコトがあることって、
自分のエネルギーになりませんか?

特に気になるのは、仕事一筋でこられた方、
今回、あらためて自分自身と向き合ってみませんか?

いろいろ変わる世の中だからこそ、
大切なものは変えたっていいんです。

いまのご自身にとって、何が大切ですか?
失いたくないものは何がありますか?


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