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適応障害と、会社を辞めないという選択肢について⑨会社は辞めない編

こんにちは。
富永晶子(トミナガアキコ)です。
金縛りによく合います。


父の言葉のおかげで、会社は辞めないと決意した私ですが、辞めないという選択肢について、もう少し深掘りしたいと思います。

①はこちら⬇︎〜お仕事紹介編〜
https://note.com/a___omo_a/n/ncfa1c2a4160a

②はこちら⬇︎〜診断直前の業務編〜
https://note.com/a___omo_a/n/n90ea56f2ae83

③はこちら⬇︎〜体調不良編〜
https://note.com/a___omo_a/n/n0448a019ee8d

④はこちら⬇︎〜狛犬からの言葉編〜
https://note.com/a___omo_a/n/nf308e3e4ec6c

⑤はこちら⬇︎〜いざ、精神科へ編〜
https://note.com/a___omo_a/n/nec8b57ee68f8

⑥はこちら⬇︎〜休みます宣言編〜
https://note.com/a___omo_a/n/nd7ba63d44a37

⑦はこちら⬇︎〜会社は辞めない編〜
https://note.com/a___omo_a/n/n1759a661278a

⑧はこちら⬇︎〜会社は辞めない編〜
https://note.com/a___omo_a/n/nace90456d135

辛い時は、その場から逃げればいいと思います。
けど、どれほどの距離まで逃げるのか、
逃げる前にどれほど自分の中で呼吸を整えるか、
十分に検討する必要があると思います。

私の場合は、
こんな会社、こちらから辞めてやる!
だって、私は優秀だから。
それが分からない会社が悪い
と言うことにすれば、
かっこよかったですよね。

けど、例えば、次また違う仕事をするにしても、
同じように業務過多となり、評価されない状況になる可能性はあります。
その時、またその仕事を辞めるのでしょうか?
辞めることでは、結局何も生み出さなかっただろうと、私は思います。


私は休職を経て、まず、仕事に対する姿勢が変わりました。
あの時は、与えられた業務以上のことをし過ぎました。
これを達成できれば、次の評価で、
もう一つ昇級できると思っていた部分もありました。けど、明らかに業務過多となり、
いつもは起こさないような小さいミスもありました。そこが、上司からすれば、マイナスポイントにうつったのでしょう。
できる範囲の仕事量は、自分である程度コントロールしつつ、100%の力を発揮させないと意味がありません。
なので、今は、与えられた業務が、
私のパフォーマンスレベルを下げるくらいの業務量だと察知すれば、
「できません」と上司にはっきり伝えるようにしています。
「けど、こうしてくれれば手伝える、ここの部分が不安だ」と、考えられる予防策は、
業務が始まる前に相談するようにしています。

休む前は、文具の発注や、社内の細々した雑務も私が全て行っていましたが、復帰後は今のプロジェクトメンバーにしてもらっています。
任せれるものは、まるっと任せる勇気も持てました。
そうすると、良い感じに肩の力が抜け、徐々に仕事にも慣れていき、以前の勘が戻るようになって来ました。

休職したという事実は社内では隠せません。

私も復帰後新しいプロジェクトに移る際、
「富永さんってどんなひと?」と
上司は懸念されていたようです。
なので、復帰してからの仕事ぶりは、
もちろんすごく重要なのですが、ある程度の経験と能力があれば、自分のポジショニングを確立するのに、そう時間はかからないと思います。
頑張りを認めてくれる人は必ずいます。
そして、今まで評価してきてくれた人も、
その会社の中にいます。
会社を変えてしまうと、また一から同じように認めてもらえるまで頑張らなければなりません。
だから、会社は辞めてはいけなかったのです。
同じ会社に居続けることに意味があるのです。



休んだことで、
自分を過信しないこと、会社に提供する私の労働力を私自身でコントロールする大切さを学びました。
現在の私の状況については、次の回で詳しく書きたいと思います。

私の業務を代わりにしてくださった方々には、
ほんと感謝の気持ちでいっぱいです。

結局、休むことが決まってからは、
心が軽くなったので、
引き継ぎ資料をせっせと作成し、
きちんと引き継ぎをして、
社外的なものはすべてクリアにしてから
お休みに入りました。
あれだけ手につかなかった仕事ですが、
残業までできたくらいです。
あれ?このまま仕事続けれるかもと思いましたが、
やはりあの時は、少し休んでよかったと今になって思います。

休ませてもらったという、
少なからず会社から恩を受けることで、
復帰してからも、しっかり働こうと思えるようになりました。
これも、まぁ、会社のせいで体調を崩したので、冷静に考えれば恩もクソもないのですが、
そのあたりは、ギブアンドテイクだと自分の中で落とし込めれた部分もありました。


般若はどうか知りませんが、
狛犬は、休み中も私の体調を気にかけ、
少しマシになったと伝えると、満面の笑みで
「あー、それはよかったです!」と喜んでくれました。根は悪いやつではなさそうでした。





つづく








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