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適応障害と、会社を辞めないという選択肢について⑦会社は辞めない編

こんにちは。
富永晶子(トミナガアキコ)です。
靴のつま先がいつも禿げます。

晴れて1ヶ月休職することができ、狛犬もえらく柔和な態度で私の休職を受け入れてくれたみたいでした。



【登場人物】 

・私の上司、通称狛犬 

・プロジェクトの女性リーダー、通称般若

①はこちら⬇︎〜お仕事紹介編〜
https://note.com/a___omo_a/n/ncfa1c2a4160a

②はこちら⬇︎〜診断直前の業務編〜
https://note.com/a___omo_a/n/n90ea56f2ae83

③はこちら⬇︎〜体調不良編〜
https://note.com/a___omo_a/n/n0448a019ee8d

④はこちら⬇︎〜狛犬からの言葉編〜
https://note.com/a___omo_a/n/nf308e3e4ec6c

⑤はこちら⬇︎〜いざ、精神科へ編〜
https://note.com/a___omo_a/n/nec8b57ee68f8

⑥はこちら⬇︎〜休みます宣言編〜
https://note.com/a___omo_a/n/nd7ba63d44a37


家のローンもあるし、独身だし、彼氏もいないし、お先はまぁまぁ暗いけど、
目先は仕事を休めるということで気持ちは晴れやかでした。麗かな気持ちで、鼻歌まで歌っちゃえるくらいでした。

今回は、タイトルの「会社は辞めない」という選択肢について詳しく書きたいと思います。

狛犬に業務が手につかない(※④参照)と相談するちょっと前のことです。
私のベースの感情は常に怒りでした。
なぜ、優秀な私が、評価されないのか、当たり前のようにプライベートな時間まで侵害され、
仕事に費やすことになったのは、
仕事ができない人たちの分まで私が仕事をしたからではないか。
そもそも私のサポート業務してる人達は何なんだ。担当の医療機関も持たずに、プロジェクトにも属さず、私と同じ給料をもらい、
会社で何してるんだ。
こんな不平等な会社、こちらからおさらばしてやる!

と、自分ができていない業務を棚に上げ、
怒りの感情で身体が破裂しそうでした。



その時、全く違う職種へ転職しようと、
転職サイトはチェックしていました。
私が今頑張れないのは、好きを仕事にしていないからで、好きなことを仕事にすると、頑張り続けることができるかもと考えたのです。


けれど、私が好きなこと、例えばインテリアや家具を扱うメーカーの求人をみても、
今の給料の半分程度になります。私は半年前に20年ローンを組んで家を購入してしまった私を恨みました。
「この家さえなければ、今頃私は仕事を辞めて、実家にでも帰って、少しの間ゆっくりできたのに!」と、せっかく気に入って買った家に対しても、またまた怒りの感情をぶつけてしまいました。


先に母親と父親には、仕事を辞める旨は簡単に伝えておこうと、母親に
「仕事辞めるかも」
と連絡すると、
父親からすぐに電話がかかってきました。


「ぜったいに辞めたらあかん」
父は、そう私に言いました。

つづきます。







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