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適応障害と、会社を辞めないという選択肢について⑤いざ、精神科へ編

こんにちは。
富永晶子(トミナガアキコ)です。
玉虫色がどんな色か、いまだに分かりません。

狛犬に、仕事が手につかない旨を伝えたところ、
他の人に業務を代わりにしてもらうことができると言われ嬉しくなりましたが、一方で、
私の行った業務が、私の頑張りに見合うだけの評価は狛犬からはしてもらえていないことが分かりました。※般若はあくまでもプロジェクトのリーダーなので、私の評価はしません。

【登場人物】 

・私の上司、通称、狛犬 

・プロジェクトの女性リーダー、通称、般若

①はこちら⬇︎〜お仕事紹介編〜
https://note.com/a___omo_a/n/ncfa1c2a4160a

②はこちら⬇︎〜診断直前の業務編〜
https://note.com/a___omo_a/n/n90ea56f2ae83

③はこちら⬇︎〜体調不良編〜
https://note.com/a___omo_a/n/n0448a019ee8d

④はこちら⬇︎〜狛犬からの言葉編〜
https://note.com/a___omo_a/n/nf308e3e4ec6c

私の今後進退は、狛犬の上の人と相談すると言われたので、その答えがでるまで、精神科に行ってみることにしました。以前、「自殺相談窓口センター」(仮の名称)に電話し、通話中であったため、断念しましたが、やはり誰かにこのことを聞いてほしいという心のモヤモヤを解消したいと思いました。


木製の大きな机を間に挟み、50代くらいの女医と向かい合って話しました。
仕事柄、医者と話すことは慣れてますが、患者として行ったとしてもいつも、ソワソワします。
何から話して良いか分からなかったので、ずっと黙ってました。


すると、女医は私にアンケートを差し出して、これに記入してみてくださいと言いました。

今の悩みは「仕事」に、チェックをして、
自殺願望の項目はYesとし、
積極的な自殺願望はないけれど、
ふっと存在がなくなるように死にたいと補足しました。


アンケートを確認していた女医の目の色が、
自殺願望の項目で急にかわりました。
「富永さんね、今自覚していないかもしれませんが、状態としてはすごく悪いです。早急にお仕事を休む必要があります。」
と言われました。


続けて、


「今まで大変ご苦労なさったのですね。」
と労いの言葉をかけてくれました。


すると、どばーっと涙が溢れてきて、
「はい……辛かったです。」
と勝手に口が動いてました。


そうか、ずっと私は辛かったのか、
と私が口にした言葉で初めて自分自身の気持ちを知りました。
仕事をしていて辛いことは何度もありましたが、それを理解し、評価してくれる人がいたから、
今までなんとも思わなかったけれど、
今の会社の中での私の扱いには、
身体と心が「ギブアップ」と
降参しているように感じました。





「診断書をお書きします。診断名は、適応障害です。目安としては1ヶ月休んで、まだ体調不良が続くなら、延ばしていきましょう」と言われました。



私の今後は狛犬の上が検討中なんだけどな…と思いましたが、
以前のようにバリバリ仕事をしている自分自身のイメージが到底湧かないので、
「そうか、診断書があれば、休むということもできるのか」と理解しました。
問題は、お給料の面だったので、
休職中の手当とかあるか、帰って調べてみようと思い、その日は睡眠導入剤だけもらって、帰宅しました。


つづく

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