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10年前アイルランドに語学留学した話

2014年、大学2年生の夏休み、ゴールウェイというアイルランド西岸の小さな町へ1ヶ月間語学留学に行きました。思い返せば、現在の私をかたちづくる原点とも言える体験でした。きっかけや学んだこと、起こったことなどをここにまとめていこうと思います。

きっかけ

語学留学のきっかけ

大学2年生になる前、春休みに一人でタイの田舎を訪れました。私にとって初めての一人海外旅行で、右も左もわからず、英語もうまく話せない。

その体験から、「もっと英語を話す力を身につけたい」と思うようになりました。調べてみると「海外へ行って語学学校に通う」と言う選択肢があることを発見。バイト代も段々と貯まってきているし、夏休みに1ヶ月間語学留学することに決めました。

(語学学校+1ヶ月の生活費を流石にバイト代だけでは賄えず、半分親に支援してもらいました…)

アイルランド ゴールウェイを選んだきっかけ

・理由1

私はこの頃ヨーロッパのフォークメタルにハマっており、その関連でヨーロッパの古代の文化-ケルト文化-に興味を持っていました。その歴史や雰囲気を感じたい!と思いアイルランドが候補に上がりました。

ちなみにこのバンドです。この曲は古代ケルトの祭司「ドルイド」の島について歌っています。

・理由2

英語を話す力を身につけるには、日本人が少ない環境の方が良さそう!と思ったから。英語圏の国の中では最も日本人が少なそうなアイルランド、そして首都から離れていてさらに日本人が少なそうな西岸のゴールウェイを選びました。

→本当に少なかったです。何人かワーキングホリデーに来ている日本人に出会いましたが、本当に少なかった!

というわけでアイルランドのゴールウェイの語学学校に行くことに決めました。

初めての長距離移動

私の住む愛知県からアイルランドのゴールウェイに行くには、まず名古屋→東京へ行き、そこからアブダビ、そしてアイルランドの首都ダブリンに着き、ダブリンからはバスを使ったゴールウェイに行きます。
こんなに長い距離の移動は人生初。しかも一人なので、大丈夫か少し心配しながらでした。が、新しいことだらけで最初から最後までドキドキワクワクな移動でした。

エティハド航空の機内では、当時気になっていたアラビックミュージックを聴くことができるし、途中、トランジットで降りたアブダビ空港はとても広く、アラブな雰囲気がとても素敵。不安は消え、この長い移動を満喫できました。

ダブリンに着いたらすぐにゴールウェイ行きのバスに搭乗。田舎道を通ると緑の草原に牛や羊が放牧されていて、いい雰囲気。アジアではないその光景に「ああ、遠くに来たんだな・・・」と思ったことを覚えています。

ゴールウェイではホストマザーがバス停まで迎えに来てくれました。1ヶ月間彼女の家でホームステイをしました。

初めてのホームステイ

初めてのホームステイ、不安でしたが、そのホストマザーはなんというか収入の一つとしてホームステイをしている方で、他にも4人ほど宿泊していました。スペイン人のカップル、イタリア人1人、韓国人1人。ホームステイ仲間で結構団結してみんなでパブに行ったり、クラブに行ったりしました。

けれど今よりも何倍もシャイな私。ホストマザーとの間で何回かいざこざが起きてしまいます。「分からないときは聞く」「やってほしいことがあれば聞く」そんな当たり前のコミュニケーションができなかったんですよね。この時の体験から「ホームステイはもうしたくない・・・」と思い、カナダワーホリでもホームステイは一度もしませんでした。

語学学校の日々

語学学校はゴールウェイのダウンタウンの近くにある、レンガ造りの建物でした。スペインやイタリアなどヨーロッパの国々から夏の期間だけ来ている人が多くて、たくさん友達ができました。またアクティビティも多く実施されており、毎日飽きることなく1ヶ月間過ごすことができました。

授業は午前で終わるので、午後はダウンタウンをうろうろしたり(家までは徒歩3〜40分くらいかかった)、他の生徒と飲みに行ったり。

授業というよりも、人々との交流によってたくさんのことを学びました。

学んだこと

基準や常識は場所によって変わる

このとき私は19歳で、本当に何にも知りませんでした。

その中の一つがお酒やタバコについて。「スペインでは子供の頃からお酒飲むよ」とか「10歳くらいの頃からタバコを吸っていた」と言う話を聞き、彼らの常識は、私の常識と全然違うんだな、と驚きました。(みんながみんなそうではないと思うのですが・・・汗)

また、最初の頃、同じステイ先にベジタリアンの人がいて、ホストマザーはご飯をみんなの分とは分けて作っていました。その時、「こう言う生活スタイルもあるんだな」と言うのを初めて知りました。

この時に得られた気づきが、今の私の一部を形作っていると感じられます。

完璧じゃなくても話せる

英語を話すことに苦手意識を持っていた私ですが、この語学学校ではたくさんの友達ができて、本当に毎日のように遊びに行っていました。

この時に、別に完璧じゃなくても伝えたいことを話せばいいんだな、と言うことに気がつきました。「英語を話す」とか「言葉が通じない人に話す」と言うことに対しての障壁が少し取り払われた気がします。

でもやっぱりその辺のアイルランドの人の英語はあんまり聞き取れなかった・・・。

恋をされた

この時、スペイン人のとある男の子が私のことを好きになったらしく、帰国の数日前に告白され、夜中までステイ先の家の前で話し込む・・・という事件(?)がありました。

これまであまり恋愛をしたり他人に好きになられたりすることがなかったので、こういう時どう対応すればいいのか分からないんですよね。

とそんなことがありました。彼は今何してるかなあ。。。

おわりに

たった1ヶ月間の経験でしたが、一人こんなに遠い場所、そしてこんなに長く行ったことがなかった当時の私にとって、とても大きいチャレンジでした。
この後、英語で話すことに多少自身のついた私は、学校の休みを使い東ヨーロッパを巡ったり、中央アジア(もはや英語圏ではないw)を巡ったり、段々と旅にはまっていきます。

旅からは今も抜け出せず、新たな経験を求め昨年からカナダにワーホリに来ています。

アイルランドの経験がなかったら、こんなに極端に旅にどっぷりはまった自分はいなかっただろうな・・・。

そんなアイルランドの1ヶ月でした。

本当に、また行きたい!


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