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私とカメラのおつきあい(5)~ついに一眼レフへ~

第4回では、「初のサブ機」をお届けしましたが、今回は「ついに一眼レフへ」。
憧れていた一眼レフがいよいよ自分の手元にやって来ます。


前回のあらすじ

2012年夏、HS10のサブ機として導入したFinePix F770EXR。
コンパクトでありながら20倍ズームやRAW撮影も出来ると言う万能なカメラであった。当時の勤務先の近くに大きな公園があり、季節感を味わえる場所であることからそこでの撮影をメインに使っていた。

F770EXRがもたらした「サブ機の重要性」。写真撮影する方がメイン機とサブ機で使い分けをしていたことから始まったのだが、これが意外と便利だと言う事が解った私は、鉄道撮影をHS10、スナップ撮影をF770EXRとそれぞれ使い分けをしていたのであった。

メイン機・サブ機はこの後の流れに繋がっていく事となる。


憧れていた一眼レフ導入!

FinePix HS10、F770EXRの両方を使用して来た私に、いよいよ待望の一眼レフがやって来た。

初めて購入した一眼レフがこちら、EOS Kiss X7i
キヤノン製のカメラはIXY DIGITAL 200以来であった。EOS Kissシリーズはエントリーモデルの位置づけだが、一眼レフ初心者のみならずファミリー層などにも選ばれている。
一眼レフと言えばニコンやペンタックスなども候補に上がっていたはずだが、何故キヤノンにしたのか?


それは、キヤノンの一眼レフが一番安く手に入ったから。


こちらの機種を購入したのは2015年夏の事。EOS Kissシリーズも新しいX8i、そして更に操作性を極めたEOS 8000Dが販売されていたタイミングだったので、この機種だけ「型落ち品」となり安く購入出来たのだ。
購入した機種は標準と望遠のレンズが付く「ダブルズームキット」。一眼レフのエントリーモデルにはすぐ撮影出来る様に「キットレンズ」が設けられており、EOS Kiss X7iでは18-55mmの標準のみ、18-135mmの高倍率、18-55mmと55-250mmのダブルズームキットが販売されていた。
(Kiss X7iには一時期10-18mmを含めたトリプルズームキットも販売していた)

この辺の話は私が執筆している記事に掲載しているのでご参考まで。

Kiss X7iは画素数が1800万画素あり、センサーサイズが初めてとなったAPS-C。購入当初はコンパクトデジタルカメラではまず見ないセンサーサイズだった。相当きれいに写るんだろうな~と言う思いを込めながら。
測距点数は9点と現行のEOS Kiss X10と同じだが、測距点が全てオールクロスとなっていた。(X10は中央のみクロス測距)

EOS Kiss X7iとのお付き合い

当機種で撮影したかったのは当然「鉄道」である。
HS10時代から引き継いだ内容をそのままこちらで活用する事となった。

試しに撮ってみると、「カシャ!」と言う大きな音と共にきれいな絵が映し出された。そこから生まれた絵に驚いたものだった。
今まで1/2.3など小さなセンサーサイズを扱ってきただけあり、このAPS-Cから写し出される絵は全くの別物と言っても良かっただろう。

ダブルズームキットと言う事もあり、鉄道撮影では専ら望遠レンズのみでの撮影が基本だった。

中級機の様なエントリー機「EOS 8000D」

2016年1月、一眼レフに統一していた私にとって、あるものを買い増ししたのだ。それが、

EOS 8000Dである。
この機種はエントリー機でありながら操作性が中級機(EOS2桁D)に近く、中級機が手に入りづらい方や「Kiss」の名前に抵抗のある方向けに販売されていたようだ。EOS 70D同様のオールクロス19点AFを採用している。
センサーサイズはAPS-Cのまま変わらないが、画素数はKiss X7iより多い2420万画素。

この冒頭に「買い増し」と記しているが、実際は買い増しではなくある製品からの買い換えである。それはこれからの記事で明らかになるので、お待ちいただきたい。

EOS 8000Dとのお付き合い

EOS 8000DはX7iに代わるメイン機として使用して来ており、X7iとほぼ並行して使用。
オールクロス19点AFを使用している事から、エントリー機と言うよりかは中級機並みの操作性だったことがこの機種の強みと言える。最初からこれにしておけば良かったかな・・・と思った。

しかし、連写能力はX7iと同様(毎秒5コマ)であり、その点はやはりエントリー機だなと言う感じだった。

河津桜(EOS 8000D + 18-300mm F3.5-6.3 DC OS HSMで撮影)※RAW現像

1年足らずで中級機へ

一眼レフを始めて半年が通り過ぎた2016年3月、中級機を購入する事となった。

EOS 80D
EOS2桁Dをついに購入してしまったのである。センサーサイズは変わりないものの、エントリー機を見て来た私にとっては初めての大きなボディだった。

80Dはエントリー機と大幅に異なり、AFの測距点が45点になることや、連写能力が毎秒5コマから毎秒7コマに上がる等と言った点がエントリー機との違いだろう。
画素数は8000Dと同じ2420万画素。

EOS 80Dとのお付き合い

EOS 80Dは一眼レフの中では非常にお付き合いしていた機種だけあり、鉄道を中心とした撮影に幅広く使用。AFの食いつきと言い中々の優れモノだった。

鉄道の撮影例(EOS 80Dで撮影)※RAW現像

そう言う事もあり、HS10同様休日に必ず持ち出すほど多く使用していたのである。80Dは一眼レフへの興味をさらに深めてくれた機種と言えよう。
もしかしたら一眼レフの中では一番多くお付き合いしていた機種なのかも知れない。

一眼レフがもたらした撮影の変化

これまでマニュアルズームの「ネオ一眼」を使用して来た私にとって、一眼レフ導入以降から鉄道写真以外のジャンルにも挑戦するようになった。
ここから始まったのが「風景」「植物」「ストリートスナップ」である。

(EOS 80D + 10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLDで撮影)※RAW現像

例えば、こちらは超広角レンズで六本木ヒルズ森タワーを写したものである。どことなく要塞のようなイメージだろうか。

一眼レフを所持したことで、鉄道だけじゃつまらないと思うようになり、風景撮影などを増やしていったのだ。特に鉄道に関しても車両だけでなく風景として写し出す事にも取り組んでおり、私が写し取るものの考えが180度変わったと言っても良い。


次回は一眼レフの付き物である「交換レンズ」についてお届けする。

― 次回へ続く


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【お知らせ】
(2)~(5)までは「前回のあらすじ」を載せていましたが、(6)以降からは一眼カメラの内容が中心となりますので、省略させていただきます。

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