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フランスの暦話-2016年6月

ア・トワ・マンからお送りしているカレンダーカード。2016年の写真テーマはA table! = ごはんだよ!。6月はフランスに行ったら、必ず食べたいものリストに入る「鴨」の話でした。

2016年6月のA table!

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フレンチの食材で鴨は定番です。鴨の胸肉をローストしたMagrets de canard(マグレ・ド・カナール)はフランス人の大好物。実はこれ、フォアグラを取った後のお肉です。メニューに登場する頻度の多さを考えると、フランスではどれだけの量のフォアグラを食べているんだろうと思ってしまいます。

「カモ」という言葉、英語では「ダック」、フランス語では「カナール」欧米ではカモとアヒルを区別する言葉がありません。
ちなみに「アヒル」とはマガモを飼いならした家禽で、漢字では家鴨と書きます。

日本語の「カモ」が指すのは、野生のカモで、空を飛び小柄で肉も少なく食用にはあまり向いていません。「カモ」と言っている食用の「合鴨」は、実は食用のアヒルのことを業界的にそう呼ぶのだそうです。というわけで、カモだと思って食べているのは、ほとんどの場合アヒルなんです。まあ、お蕎麦屋さんのお品書きに「アヒル南蛮」と書かれても、そそられませんよね。
でも「北京カモ」ではなんだかちょっと頼りない気がするのは自分だけでしょうか。
いずれにせよアヒルはとてもおいしいということになります。

我が家では日本からお客様がいらっしゃると鴨鍋をします。
肉の表面だけを焼き、落ちた脂でポロネギを焼くのがポイント。
そして大量のクレソンと一緒にいただきます。(Kaneko)

2016年6月にあった、おもしろそうなイベント

ジャンヌ・ダルク祭(ランス)
中世祭(プロヴァンス)
ル・マン24時間耐久レース(ル・マン)
音楽の日(フランス全土)
ソルド(フランス全土)
タラスク祭(タラスコン)

*イベントは2016年の情報です。毎年同じ月に同じイベントがあるとは限りませんので、ご注意ください。最新のイベント情報については、各イベントホームページでご確認ください。

2021年の振り返りばなし

もうソルド=セールの時期になるんですね!
フランスのセールスタート日は決まっています。
この日の盛り上がりと言ったら!とにかく凄まじいんです。戦うかのように、服を手に取り、その場で脱ぎ、その場で試着する。フランスにいた頃、初めて見たそのソルドの風景は、衝撃すぎて忘れられません。そして7月にかけてどんどん値が下がる。お目当ての商品がなくならないうちに、サイズがなくならないうちに、そしていかにお安く手に入れるか。なかなか戦略と経験が必要だと思いました。2021年のソルドは6月に予定されているそうですが、それも感染状況次第のようです。

さて、フランスもカフェのテラス席営業と美術館、映画館の営業が始まりました。長く待ち望んだ「楽しみ」が、また途切れないよう、そしてバカンスが無事に迎えられるよう、願うばかりです。

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