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6月の歳時記

和名:水無月(みなずき)

「水無月」の無は連体助詞として「の」と読むそうです。従いまして、今回は「水の月」となります。梅雨などが有り、雨の多い季節。田植えが済み、田に水を張るなどの事から水の月「水無月」となったとされているようです。

6月の行事・暦・祭り

1日(土)衣替え・貴船祭

衣替え
季節の変わり目で、暑さや寒さに備え衣類を替えること。

クローゼット内も衣替え

衣替えが季語にもなっています。「更衣(ころもがえ)」「衣がへ(ころもがえ)」などで使われているそうです。

貴船祭
京都の貴船祭は、6月1日に鴨川の水源地に有る貴船神社で開催されます。水の神様を讃える祭りで、昔から降雨や止雨を願う祭りです。

2日(日)横浜開港記念日
1859年7月1日(安政6年6月2日)に安政五カ国条約が締結され5カ国(アメリカ合衆国・オランダ・ロシア帝国・イギリス・フランス帝国)に対し、横浜港が開港したそうです。

当初、アメリカがこの条約を祝い、7月4日に式典を開いたそうですが、日本は何もせずにいました。1860年7月19日(万延元年6月2日)に条約を祝う行事が開催され、その翌年から毎年6月2日を「横浜開港記念日」として市民が祝ったそうです。

今年は、『臨港パーク』や『日本メモリアルパーク』などのイベントとして「マリンイベント」でドローンショーや花火。「ランドイベント」でキャラクターショーやCGを絡めたイベント。「ステージイベント」で様々なジャンルのアーティストによるパフォーマンスなど多彩なイベントが開催されるそうです。

横浜開港記念・花火大会

5日(水)芒種・YOSAKOIソーラン祭り(5日→9日)

芒種(ぼうしゅ)
二十四節気のひとつで、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃と云われています。ちなみに、稲の穂先にある針のような突起を、芒(のぎ)というそうです。

稲穂(芒)


YOSAKOIソーラン祭り(5日→9日)

YOSAKOIソーラン祭りは6月5日(水)から9日(日)に北海道・札幌大通りを中心に札幌全域で開催されます。

「ヤーレンソーラン」とは、北海道民謡の一つとして受け継がれた労働歌です。ニシン漁などで「ヤーレンソーラン」のかけ声で網を引く、この伝統を受け継ぎ、「YOSAKOIソーラン祭り」が開催されるようになったそうです。

YOSAKOIソーラン祭り


10日(月)入梅
入梅(にゅうばい)
梅雨に入る頃をしめしているそうです。

傘の出番が多くなりそうです


16日(日)父の日
父の日の由来は1910年のアメリカ・ワシントン州に住んでいたジョン・スマート・ドッド夫人が、男手ひとつで自分を育ててくれた父を讃えて、その誕生月だった6月に礼拝で讃えてもらったことがきっかけだそうで、「母の日のように父親にも感謝する日を」と牧師協会など嘆願し、1966年にジョンソン大統領下で国の記念日として制定されたとされています。

父の日

21日(金)夏至
夏至は、二十四節気の一つで北半球で、一年で一番昼が長い日とされています。

28日(金)貿易記念日
1859年に江戸幕府が横浜、長崎、箱館(函館)の3つの港で自由貿易が許可された事にちなみ、1963年に「貿易記念日」が制定されたようです。

30日(日)夏越しの祓
1年の半分が過ぎ、その半年で溜まった穢れを落とし、残り半年の息災を祈願する神事です。京都の主な神社には“茅の輪(ちのわ)”が設置され、一年の後半も、健康に過ごせるよう願う神事です。

夏越の祓とは、1年の半分にあたる6月30日に、半年の間に身に溜まった穢れを落とし、残り半年の息災を祈願する神事です。 1ヶ月間に渡り「茅の輪くぐり」ができる。 6月1日より1ヶ月間、茅の輪が本殿入り口の鳥居に飾られ、6月30日の「大祓式」では、納められた人形を神主がお焚き上げします。

茅の輪


これから、梅雨も訪れ、暑さに加えて湿度も高くなり、不快感も増しそうな季節になりますが、皆様も水分をとって熱中症などに気をつけお過ごしください。

ここまで読んでいただき、有り難うございました。

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