おかづ3年目。。私シーズーから見た「この家主たち」230329
私シーズーから見た「この家主たち」210428
こんな題名で「おかづの話」を書き始めたのが２年前です。
保護犬おかづがさいとう家に来たのは２０２１年３月２４日なのです。
その約１か月後にこの記事を投稿しました。
最初は妻の気持ちで書こうとしていたのですが、書いていくうち、しだいに本人になり、いや、こりゃ違うと第三者になり…、結局はおかづになって書いていました。
何度も書いちゃあ消し、書いちゃあ消し。文才なんかは小学生で終わっていて全くない。ないくせに頭をひねりながらひねりながら書き、やっとnoteに投稿しました。
それ以降はもう、ほとんど「おかづ」の記事になっています。おかづが書かせてくれています。
最初のうちは、いや、今もですが、これいったい誰のつもりで書いてる？と、自分で書いていても分からなくなります。途中で書き手が変わることはしょっちゅうでした。
私がこのおかづの記事を書いた時点で、すでに私は休職しており、妻にとっちゃ夫が２年前から居るわけで、妻の精神状態はおかしくなって当然だったでしょう。いつもいつも居なかった私がいつも家に居るわけです。今だともう、なんと４年も経過しています。
書き始めた頃は妻という視点で我が家庭を眺めていくうちに、、おかづになる。。
わけわかりませんね。
noteで最初の頃、勝手にフォローしたのは女性の方が多い。
そこまで意識してたわけでもありませんが、女性や妻としての考えや感性を知りたかったのだと思います。
ある企画で「心に残るエピソード」のバトンが渡され、次のような記事を書いたこともあります。
ま、上の記事のようにさいとう家は色々ありまして、なんか世間と違う世界というか、別次元のようなところにに居ました。
そんな時に、おかづが偶然にやって来たんです。
おかづのおかげで、単なる物体のようになってた家族から人間家族へ再生できたような気がします。
おかづに感謝を込めて、もう一回読み、記事を複製し、若干手直しして以下に載せます。
高度が低く見えませんでした。
見えたのは飛行機雲
さて、２年前のさいとう家はこんな事が日常的に繰り広げられてる家だったんです。
もちろん、あなたが辛いことはわかります。だけど、私も辛いのです。ほんとうに辛いのです。考えてみてください。
帰れば、毎日毎日、旦那がいるってこと。
まぁ、世間の家庭状態より少し複雑な感じがする…、この家にやってきた。
私は歌月。
俳人のような名前をつけられた保護犬シーズー。
せっかくいい名前をもらったようだけど、すぐに…「おかづ」という名になった。
ま、私にとっては誰が居てもいいんです。安心して寝る場所とご飯と遊び相手がいれば…。
もうすぐ、ご飯くれる母さんと遊んでくれる父さんの会話が始まります。
「あんた、それが想像出来る？」
「いや、わかるよ」
「い～や、わかってない。わかるんやったら…、一日中家の中におる？。分かるんやったら、それはない。。あんたはいっっつもず～っと、家ん中で好きなことして。。わたしはいっっつもご飯の心配して、体のことも心配してんのよ。。。。もう2年たったんよ。コロナの前からよ。これが後30年同じと思うたら、私、おかしゅうなるわ」
「うん、、、いや、ずっとこのままじゃないけど、まだ運転もできん」
「そんなん知ってるわ。。でも、私はいつ？いつ自分の好きなことできるん？。。いつ一人になれるん？。。子供が小さい時は、あんたが土日もおらんから一人であの子の面倒みて…、やっと手が離れた思うたら反抗期で、成人したと思うたら、今度はあんたやで…。。なんで？。。。居て欲しい時におらんかったくせに、今度は三度の食事作って、なんであんたの面倒みんとあかんの？お金の工面もして…、、。今まで私がどんだけ苦労したか知らんやろ！」
流れる話しに口を挟む余地なし。ワンとも言えず…。
何か言うと、くだらん言い訳する父さんのようだが…、声が低くてはっきり聞き取れない。
どうも存在自体がうっとうしいらしい。
「確かにな、長年仕事してきて大変やったと思う。それは感謝する。それに病気やもんな。
あんたも苦しかったことは分かる。でも支えたのは私、隠したのも私。。毎日あんたの病気治すために大変だったんや、という私の気持ち分かってる？？
あんたは病気があったからやりたいことも出来ず、単身赴任も出来んで辛いこともあったやろう。
けどな、ずーっと一緒にやってきたんやで。
それにあんた、、仕事は出来ても、家の事な～んも知らんし出来んやん。。そのくせ『これは、こっち置いた方がいいやろ』など、どの口が言うか？と思うわ。
料理も今まで、何作った？。。 いやぁ、あぁ、たしかに作ってくれた。けどな、懲りすぎる。。。美味しいよ、けど金かかりすぎ。。。冷蔵庫にあるものでｻｻｯと作る。それが出来んやろ。。やりゃ出来るったって、不味いものは食べたくないしな。
皿もフライパンもトングも、どこに何があるかも知らんくせに。
洗い物？あぁ、洗うの手伝ってくれるのはすごく助かるし、うれしいよ…、けどな汚い。後から洗い直してるよ。
『包丁もっと切れるの買おう』
いや、もちろん思うよ。けど収入考えて言って。
婆ちゃんの花の水？いつも誰が変えてたって？？、うん、ありがとう知ってるよ。。でも、洗濯物取り込んでくれるのはありがたいけど、たたみ方知らんやろ？たたみ直してるで。。。庭の雑草誰が抜いてたって？うん、ありがとう。
あんたは、よくやってくれる方やと思う。でもな、生活の事知らなすぎ。。よっぽど、ボンボンやったんやな！」
こんな父さんと母さんが私の家主になった。私は7ヶ月位のシーズーで、ここへ来てまだ1ヶ月。保護されたので誕生日知らない。
この3度目の家主たち…、しょっちゅうケンカしてる。 ケンカの理由はゆっくり聞こうと思う。ま、ご飯と散歩と遊びは確保されているので、寝たふりしながらのんびりと…。
たまに姪の子たちがやって来るようだが、ゲームばかりしていて、「遊んでくれー、ワン！」と言っても遊んでくれない。 隣のおっちゃんやばあちゃんは「ワン！」と声かけると笑ってくれるのに…。
まわりにも家はたくさんあるが、あまり人は見かけない。。夕方になると、ガヤガヤとうるさい同じ服の子達が連なる。
「可愛い～」と寄って来られることもあるが、あまり好きではない。近寄られると恐いのだ。
この家に来ての最初の難関はトイレだった。いままでトイレというのは外だった。家の中にまでトイレがあるなんてことは教えてもらったことのない私。何が何やらさっぱり分からない。この家の中、誰の匂いかも何の匂いかも分からない。
そんな時に、もよおしたのでおしっこすると「うわーっ！」と叫ばれ、「かづきー！、、こっちこっちー！」と抱きかかえられた！
びっくり！！
おしっこの最中持ち上げられるってめちゃ怖い！怖いっちゃありゃしない…！
恥ずかしいやろ？
持ち上げられるんやで。
そして、ウンチをする時は、本能として恥ずかしいし身を守るため見られないように、そっと、、そっと部屋の隅できばってしてると、、
「うわーっ！！かづきー！！！」と抱きかかえられ、閉じ込められた！
ウンチして怒られるか？？！
そんで、ある時ある場所でおしっこした時などは「キャーキャー」。
喜んでる！？
あそこが？あそこがおしっこの場所なのか？！
閉じ込められる檻の中が…？？？
ま、1ヶ月たち、なんとなくトイレは分かってきた。家主たちのパターンも分かってきたので、少しずつ秘密を探っていってやろうと思う。
はい、どうもありがとうございます。
写真は２年前のを使用しました。
あまり変わりませんが…。
下に続く写真はおかづの１年毎の3/24
ありがとー！
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