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妻と… 月も言う「それでいいのだ」30年

父さんと母さんは昨日の夜、またケンカしていたが「前より…ずいぶん減ったんちゃうか?」と思う…保護犬おかづ…


父さんに「何でケンカ減ってきたん?」と聞いてみた…。

「仕事場で知り合い結婚した。二人とも結婚したいタイミングが合ったのだと思うよ」

なれそめか…?

「妻とは趣味や性格や考え方など、ほとんど真逆。 部屋の適温までも違う。 でも、家庭生活に関しては何でも知っていた。ええっ…そういうことも知ってるの? そういう考えもあるの?と不思議だったし尊敬もした。真逆だから日々あらたな発見だったよ。」

「食事などは、親が商売やってたせいだろう、その辺りの店より美味しい…。もちろん体にもいい。食で学んだところは多い。
ある時なんか、会社のアンケートで“あなたの尊敬する人物”というのがあり“妻”と書いたことがある…。」

ほんまに…?
「ほんま。」

「結婚してから、生意気な父さんは徐々に丸くなり、子供が生まれると人が変わっていった。女性はすごい。変える力がある。俺には出来ん…。」

たしかに…。

「ぼろかすに言われたり、はっきり、あほちゃうん? とか言われたりもする。 言葉をオブラートで包むことなどないわけだ…」

たしかに…。

「はっきり言われ伝えられることは、病気になった時には一番大切な事で、こちらの状態を、「案外ね~…」とか、「だいぶね~…」とか、「そうでもないよ…」とか、あやふやなこと言われてしまうと、本当のところが分からなくなる。 家族にオブラートに包まれたような発言をされると困るのよ。 落ち込まされる時もあるけど。。。 そこを妻は、はっきりと、そこまて言うか…?くらい遠慮なしで言ってくれた」

「おかげでケンカは多かったけど、自分の状態が意外と早く把握できた」

二人ともはっきり言い合えた…?

「いや、言われっぱなし。」

「月に問うそれでいいのか30年」

来年30年?

よくもったそれでいいのだこれからも

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