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妻を息子んちに泊まらせようとして始まった、雲の学びと受験体験記 240208


うちの息子と妻は仲が悪い。
いや、悪かった。

最近のnoteで息子さん(お子さん)のこと書かれてる方が多いので書いてみようと思う。

話がズレるけど読んでみてください。

この話は、この仲悪い問題があらぬ方に廻転し展開していく話で、親子関係を解く公式なんぞない話…プラスα。

はじまり



どこの家でもよくあることなのかわからないけども、やたらに妻と息子は仲が悪かった。

夫のわたしからすると、干渉し過ぎでそんなことになってんじゃないの? と思うけども、、妻からすれば「何も考えてないあんたのせい」だと言われてしまう。

「そうかもしれない。いやそんなことない!!」
自分自身でさえ迷ってるので、、なんか言えばケンカになる。

母親の気持ちをわからん男親は、
結局うやむやとなる。

しかし、思うに、

息子を独り立ちさせたい男親、対、見守っていたい母親、のような感じじゃない?

いかん、しつこく言ってると、また妻から「あんたにはわからん」と言われそうで、
巡り廻る…。

やめとこう。

歪む

そんなうちの息子、
浪人最後の最後の受験で合格したのが4年前。

あの時よく受かったもんだと思うが、息子がそれまでやってきたことのすべてが良い方に繋がった結果だったろうなと思う。映画や漫画もすべて込み。

未来は非線形で続くものだとつくづく思えた。

未来なんて、今が「ここ」だから次は「そこ」だ、なんて線形で進むものではない。

…。
…。

息子がなんとか大学生になり一人暮らしを始めるのは、とある駅の真ん前にあるマンションだった。

わたしからすれば、大学生の分際でなんでこんな贅沢なところに部屋を借りる? 、、と思ったけども、、
そこは妻のほうが息子の性格をよくわかっているわけで、、、

「あの子の気に入るとこに住まわせたほうがええよ。じゃないと、あの子はきっと学校に行かんようになる」と言った。

当たっていた!

それからすぐコロナが日本中に広がり始め、学校はリモートとなったのだ。もし住んでて苦しく嫌なところだったら息子は大学を辞めていたかもしれないと、今になって思う。


妻はこの4年間、
息子の家賃を払ってやるのだー、という大きな目的を持って、昭和の横行している小さな病院の事務職で働き続けている。

昭和の小さな病院ってのは、時代に乗り遅れた手書きがやたら横行してるのだ。

そんなこともあり、家に帰ればたくさんの(いちいち日付印押したり、いちいち電卓で計算したり、なんでやねん! の)不満が爆発してる。だが明確で大きな目的があるので、妻はなんとか耐えながら勤めている。

ただ、妻にはもっともっと大きな不満が根深くある。


家賃払ってやってるのに息子の家に泊まったことがな〜い!」


息子が居るのは駅前の賃貸マンション。きれいなのだ。

妻の「家賃払ってやってるのに息子の家に泊まったことがな〜い!」という不満問題。

年々、妻の不満は増幅。

いつしか、「妻が息子んちに泊まったことない問題」は、それを解消させるため「妻を息子んちに泊まらせよう」というわたしの課題となり、ひそかに計画を練ることとなってしまった。勝手に。

夜も思う



どうすれば妻を息子んちに泊まりに行かすことができるか!

わたしは考えた。
しばらく考えた。
寝てても考えた。

「いやいや、そんなん、なんも考えんと泊まりに行けばええやん」
じゃ駄目なのだ。甘くない。

妻はしょうがないから、
息子んちに泊まりに行かねばならないのだ。

う〜ん、、、、
う〜ん。

そうだ💡!

1つの案が浮かぶ。

わたしが大阪で試験を受けよう!

…?
どういうこと…!?

これだけじゃ意味がわからないから、少しわかるように話す。

そっと足



今、わたしはもう退職してるが、その前はもちろん普通に働いていた。
ところが突如、病に倒れ休職したのだ。

休職したばかりの頃のわたしはやる気なく、呆然とパソコンの前に座っていた。

急な環境変化についていけず、うつ状態に陥ってたようなわたしは、ひたすら気象衛星ひまわり画像やヨーロッパ気象画像で雲が流れていくのを見ていた。
ただひとり、部屋で眺め気持ちを落ち着かせていたのだろう。

なぜ浮かぶ

ずっと色々の雲を見ていると、雲の名前や雲がなぜできるのか詳しく知りたくなり、雲の本を買い読み進める。

すると、気象予報士の話になり、気象予報士の試験は年齢制限がないことを知り、受験会場は息子の住む大阪でもあることを知る。

…💡⚡

これだ! 受験しよう。
そのついでに妻にも付き合ってもらえばいいのだ。

そんなことから気象の勉強を始めた。
あさはかか。

妻の「息子んちに泊まったことがな〜い」問題は
わたしの課題「妻を息子んちに泊まらせる」に廻転し
気象予報士試験を受ける」に発展した。

ドン


簡単ではない。勉強には当然苦難がくる。
が、別の苦難がやって来たのだ。

まず、
とりあえず受けようとした2021年8月、
コロナ感染で入院。
受けれず!

熱力学に悩み、わからずも受けようとした2022年1月、
血球貪食症候群で入院。死にかけて、
受けれず!

どうもわたしの体、夏にも冬にも弱いようだ。
が、試験は8月と1月しかない!


2022年8月は前泊せずに受けようと、福岡受験にしたが直後に再発! あー、体が弱い。

…。

こんなこともあり、重点は自身の体をウィルスから守りながらの受験となり、「妻を息子んちに泊まらせよう計画」は薄らいでしまっていた。

なんとか勉強して福岡で受験を重ねたが、、
結局、3回落ちた。

…。


そして今年、2024年1月。

もう息子は卒業年となってしまった。
このままじゃ妻を泊まらせることすらできなくなる。最後だ。
よし。

妻に言った。
「今年の試験は大阪で受ける」。

大阪


続けて妻に言った。
「ついでに〇〇(息子)も卒業やし、泊まりに行こう。じゃないと1回も泊まれんようになるよ。〇〇(息子)んちから受けに行くから。。終わったその日は3人でどっか泊まろう」。

「嫌や、ひとりで受けてきーや。。。。えーっ、なんで? 私も行くの?」と渋った妻。
しかし、息子にも相談し「泊まってもええよ」の返事をもらい、決行されることとなった。


決まれば喜ぶ妻。
妻は息子へLINE。

妻「お父さん今度、大阪で試験受けるんやて。しゃーないから一緒に泊まりに行くわ。 布団ある? 何食べる? どっか食べに行くとこ探しといて」

こちらは受験なのに、、

妻「どうする?」
息子「あべのハルカスの展望テラスで『こたつでおでん』っていうのやってるよ」

妻「いいじゃん。 お父さんに言っとくわ。 どこ泊まったらええの?」
息子「わからん」
妻「お父さんに決めてもらうわ」

わたしは受験なのだ。

「妻を息子んちに泊まらせよう計画」は単に家族旅行計画として盛り上がっていた。

ま、これでいいのだ。計画達成

よーし


結局、「こたつdeおでん」は予約いっぱいで取れず、隣のホテルで蟹食べ放題に。
食べまくり。

ひたすら食う🦀


気象予報士試験は、一般・専門の学科試験と実技とに分かれており、学科試験は15問中11問正解でなければならない。
学科試験両方受からなければ実技の採点すらしてもらえない。

今回の試験、解答速報によれば一般も専門もそれぞれ10問しか合ってないようなので1問不足。それに名前は書いたが番号書き忘れたような…。いけるやろか。

ま、また夏に受けよう。

息子には「受かるまで受けるよ」と言ったら、、「受かったら、病気なのに気象予報士になった父さんの本でも書くわ」と言う。印税で暮らすんやと。めちゃ甘いな。

…。

でも、今度は
「受かる計画」立てねばなるまい。

いそげー!





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