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おかづの日記「世界遺産 萩」 220225

 🚗ブォォー…。

「はじめてのお泊まり 川棚」を出発するおかづ達。

 いい湯と美味しい料理を堪能し、川棚を後にする夫くんは、もう全てに満足したのだろう、発進は🚗ブふふーー……と、えらく静かで落ち着いた発進…。

よほど精神安定となったようだ。

でも、おかづはビクビク。心音が聞こえる、ビクッビクッ…ビクッビクッ…。

今度はどこいくんやろ…?
と、思ったら、
「ナビ入れ忘れとった…」
おい!

では、普通に🚗ブォォー…。。、
と思ったら、すぐ海が見えた。

きれい…


海が近い、ガードレールの隣は岸壁。すごいな。

いつもは荒れてる日本海らしいが、今日はやたらに静かな日本海。しばらく左手に見ながら191号を北上する。

すぐ海!
山口のガードレールは黄色🟨
なんでだろー?

海を眺めながら走ると、

道の駅「北浦街道 豊北」

遠くの角島大橋が見える道の駅に入った。おーっ、見える、見える。

漁港
お~っ!!あれは角島

16年の道の駅ランキング1位になったそうで、サンセットスポットになっている。

「トイレも、手洗う時も、遠く角島大橋を眺めながらできる」と夫くんが言う。トイレ前面がガラス張り。

トイレでも何処でも自慢のサンセットを眺められるようになってるらしい。
残念、まだ朝。

この道の駅では階段おりて漁港にも行ける。漁港など、そうそう行くこともないおかづは穏やかな潮風を受けながらプラプラ~、プラプラ~散歩。
いい雰囲気だった。

いいねー👍

しかし、漁港まで降りる階段は長い。
喜んで2往復してたら疲れてしまい、帰りの階段では、犬のおかづもつまずいた。
夫くんは論外につまずく。

これが角島
以前行ったので、今回は行かなかった。
山口県北西部に位置する
角島大橋
(旅ぐるたびより)
めちゃきれい!


漁港でのんびりして、また出発。
🚗ブォォー…。
191号線を走る。

 この191号線、久しぶりのめちゃ田舎風景が続く。すぐ横を山陰線が走る。
電車とすれ違えばきっといい写真が撮れる、写真撮ろう、と夫くんは準備していたが、1度も出会さず…。
……。

そこまで少ないのか?と心配になったようだ。
そういえばバス停もあったが、バスともすれ違わず…。
どうも生活には車が不可欠のようだ。


 次に訪れる予定だったのは長門市の金子みすゞ記念館。だが、ちょうどリニューアル中で見られない。
残念だが、そのまま191号線を走る。写真だけ載せておこう。

「みんなちがって、みんないい」
やさしいフレーズを耳したことはありませんか?大正末期に彗星のごとく現れ、幻の童謡詩人と語り継がれている金子みすゞの詩は、今もなお心に響きます。
「おいでませ山口へ」より



 また、🚗ブォォー…と191号線をひた走っていると次第に街となってくる、つぎに訪れたのは…、

萩市


夫くん、小さなころに訪れただけという。
ここがまたいい。
きれいな城下町。京都のように条例があるのだろう、赤い看板🟥のマックもガストもエネオスもそしてピンクのコスモスも黄色🟨のイエローハットもみな茶色🟫。
パチンコ屋さんはもう間近になるまで気づかなかった。

萩市景観計画なるものがあって色や形に基準があるそう。
世界遺産の城下町なので、当然だろう。
萩は見るところがたくさんある。でも、世界遺産になっていることを知らなかった。岩見銀山が登録されたのは知ってたのだが…。。。

この辺の世界遺産、やたら交通の便が悪い。ま、不便だからそのままが残って世界遺産なのだろうが、、あまり不便だと観光客来ないんちゃうか。


萩の世界遺産、「明治日本の産業革命遺産」は日本の各地域まとめて世界遺産となっている。
ほとんどが九州地区だ。


産業革命時代だけを考えても、各国が戦いの中で産業を発達させていく。
う~ん、人間ってのはいつの時代も戦いと産業の発達は同じやな、とおかづは思う。
産業を興する人間たちの宿命かもしれない。
いつまでたっても戦いは終わらない。
いつの時代も終わらない。

「明治日本の産業革命遺産」とは
「明治日本の産業革命遺産」は、製鉄、造船、石炭産業などの重工業が西洋の技術を取り入れて、日本が「ものづくり大国」となる基礎をつくった歴史を物語っています。 山口県・萩や九州など8県11市に立地する23の構成資産からなるシリアルノミネーションで、萩エリアには、産業技術導入の最初期の遺産群として5つの構成資産があります。 


萩反射炉

で、デカい!
約10,5mの萩反射炉
海防強化の一環として、西洋式の鉄製大砲鋳造を目指した萩藩が、安政3年(1856)に試作的に築いた反射炉の遺跡

萩城下町

萩城下町

 山陰には曇り空がやたら似合う。

幕末に日本が産業化を目指した当時の地域社会における政治・行政・経済をあらわす資産である。

萩市公式サイトより
白壁が続く…

 あれ?似てるな…、と思ったらくるっと廻ってた。
白壁が続くと…、それだけで城下町を堪能できる。
でも、維持するのは大変そう。

松下村塾

ここは松陰神社
これを入ると松下村塾
明治維新の先覚者 吉田松陰が主宰した私塾。
松陰の教えを受け継いだ塾生らの多くが、のちの日本の近代化・工業化の過程で重要な役割を担いました。

夫くん少し歩き疲れたようだ。
でも、今度の運転は息子くんなので安心。

🚗スススー…。
おー、さすが安全運転や。

恵美須ヶ鼻造船所跡

幕末に「丙辰丸へいしんまる」「庚申丸こうしんまる」という2隻の西洋式帆船を建造。

萩市公式サイトより

今回はここ行かず。
🚗スススー…。

大板山たたら製鉄遺跡

砂鉄を原料に、木炭を燃焼させて鉄を作っていた江戸時代のたたら製鉄の跡。日本の伝統的な製鉄方法であるたたら製鉄の遺跡。

萩市公式サイトより


 あの、たたら製鉄だ!。
しかし、「もののけ姫」のたたら製鉄は島根県のはず。

理由を調べると、、

中国地方の地層は花崗岩地層で良質な砂鉄(花崗岩に0.4%含まれている)が採れ、燃やすために必要な広大な山林があるため、たたら製鉄の技法が発達し、場所を移動しながら行っていたらしい。産業革命の時は萩なのだ。
たたら製法の鉄は日本の鉄の9割を製鉄していたらしく、船や大砲など造ってたわけだ。

大板山たたら製鉄遺跡がある紫福地区には、炭の原料となる木材が豊富にあり、そのため日本古来の製鉄方法である「たたら方式」の製鉄所がこの地に作られました。

萩市公式サイトより




 この「たたら製鉄」のことを調べていくと、、、砂鉄をとるために山を削り水路へ流して重い鉄を採取するようだ。このせいで、山あいに棚田が発達し、沿岸の三角州や海岸地形の形成に発展していっている。

良いにせよ悪いにせよ、人間の行いが地形を形成し文化を発展させてきたことは間違いない。しかし、人殺しの道具を造っていたことも間違いない。
人間はものすごく自分本位だ。


見どころたくさんだが、今回、このたたら製鉄には行かなかった。萩市から1時間もかかるし、たたら製鉄跡があるというだけで素人には面白くないらしい。


あぁ、堅苦しいこと書いてたら首が痛くなった…。

今度ゆっくり訪れよー。


あ、あまり遊んで遅くなっちゃいかんので帰路につく。
🚗ブォォー…。


途中、見つければ寄ってしまうのが「道の駅」。
191号線を走るとすぐ道の駅のかんばんがあり、入るとすぐ、、

道の駅「萩しーまーと」

「漁港直結の立地で安価!新鮮な海の幸が揃う臨海生鮮市場」

ここ、ほんとに隣が漁港。観光客目当てではないような値段!
食事はその地域で採れた物を、空気を感じながら食べるのが一番美味しい。

よし、
遅い昼食を食べる。
テラス席でおかづも一緒に食べられる。
でも、おかづは食べられない。くそー。

たっぷりのしらす丼が、990円
美味そう

帰るのに時間かかるので「道の駅」でさかななどは買えなかったようだが、ふぐやノドグロの蒲鉾、ちくわ、はんぺんなどの詰め合わせが期限近いからと、500円!
えーっ!ほんまかいな?の値段で購入。ほかにも懐かしの外郎も買ってきた。

これまで色んな道の駅に行ったようだが、「ここ、今までで一番いいね、、近くにあったらしょっちゅう来るわ」と妻さん気に入ったもよう。

もう一回言おう。
道の駅「しーまーと」

おかづと3人は「しーまーと」を振り返り、今度は夫くんの運転で、、
🚗ブォォー…。


 帰宅後、おかづと夫くんは疲れ果て、2日間寝て過ごすこととなる。

お疲れ…


ちなみに日本の世界遺産っていくつなんだ。


(注1)「地図中の茶色の丸数字(1、2、5-12、14、16-23、25)は文化遺産、緑色の丸数字(3、4、13、15、24)は自然遺産」 (注2)「明治日本の産業革命遺産」の構成資産は岩手県、静岡県、山口県、福岡県、熊本県、佐賀県、長崎県、鹿児島県に所在


25ーっ!

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