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Think Before Taking Action

このたびの平成30年7月豪雨により被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。亡くなられた方のご冥福と負傷者の方々のいち早いご回復を心からお祈りいたします。

寄付の継続性についての私見を。そして最後にちょっとした告白を‥。

私のnote記念すべき1投稿目は、ニュージーランド南島で2011年2月22日におきた大地震によるChristchurch等現地復興支援のための寄付の呼びかけです。
固定して一番上に表示されるようにしていますので、ご覧頂いたかたもおられると思います。

クライストチャーチ復興支援のための寄付の呼びかけ自体は、このnoteが初めてではありません。地震直後から始めました。

これまで撮ったクライストチャーチの写真を選定し、Kia ora! Christchurch for iPadというタイトルでiPad用にアプリを販売しました。その間、70件余りご購入つまりご賛同いただき、初回は日本赤十字社、次はニュージーランド赤十字社、最新はちょうどクライストチャーチに行ったときでしたので現地の知人に相談しThe Salvation Army Christchurchを紹介してもらい寄付してきました。
義援金は総額で約8,000円(アプリ1つ230円でしたが、appleが手数料を引きます。)、そこに毎回私費から足し毎回100ドル程にしています。これまで3回寄付することができました。noteを経由したご寄付についても同様の扱いをしています。

なお、このアプリやnoteにてご協力頂いた方に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。ご協力いただき、また私に託していただき本当にありがとうございます。
今後noteのヘッダー等で使用しているニュージーランドの写真などで、同様の有料note発行を念頭においております。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、寄付の方法は様々ありますが、時間軸で見た場合は発災直後とその後、つまり継続性・持続性が必要です。第1回神戸マラソンが開催されたのは、2011年。それまでの間に何度か神戸に行き街がきれいになっていく様を見ましたが、震災時に傾いたままであると現地の方に伺った建物も多くありました。第1回神戸マラソンの応援に行き、約20,000人のランナーが走っている姿をみて、これだけの人を迎え、サポートできるようになったんだなと実感したものです。ここまで約16年。
東北も熊本も、まだまだ道半ばです。復興には長い時間が必要です。

もちろん自分にできる範囲のことをすれば良く、無理して財布を開くことはないし、ずっとし続けることを強要する気はさらさらありません。
また、今回の「平成30年7月豪雨」については、まだ現地で混乱が続いており長い時間軸での支援話をするのは時期尚早かも知れません。が、あえて書いています‥。

テレビや新聞の報道に出てくる地域以外にも、被害の大きな地域があります。私にも中国地方在住の縁者がおり、間接的に聞くところによると水が不足しているがトイレの水は近所の井戸水から頂戴しており、飲み水はお茶などの買い置きで凌ぐなどないなりに工面できているようですが、日常生活に不便を強いられていることは間違いありません。交通網の麻痺も続いており、仮にこちらから送ってもいつ届くのかという状況です。

阪神淡路大震災や東日本大震災でもそうでしたが、報道は写しやすいところを写す傾向があると感じます。「○○が不足している」とインタビューで流れた後にスーパーに行ったら、○○が置いてあったであろう棚が空っぽになっていた、ということも経験しています。
似たような行動をしたかたが多かったのでしょう、テレビに映った避難所に大量の○○が届くという事態になったようです。

視覚から入る情報は強烈ですので、つい引きずられがちです。何かしてあげたい、何かできることはないかと考えているところに「○○が欲しい」「○○が不足している」と聞くと、それ!とつい動いてしまう。その気持ちは尊いのですが、災害時においても必要なものは"人・金・物"と日常と変わらない。また、物が不足しているということは、それ以外の人手もお金も不足しているということ。

私たちはこれまでの災害支援を通じて、その先のことを考えてから動かねばならないということを学んできました。倉敷市の呼びかけのような事は起きてはいますが、阪神淡路大震災の時に比べれば社会全体での支援のあり方について、少しづつ成熟に向かっているように感じます。
個人的には、これまでの経験を活かし多方面に目を向け被災地にとって負担をかけるようなことがなく、また自分にも無理のない範囲や手段で都度支援したいものです。

Think Before Taking Action.

さて最後にちょっとした告白を。

私のnoteは、Webアクセシビリティを主たる内容にしていますが、本当の目的は「ニュージーランド クライストチャーチ復興支援」なのです。
noteを始めたきっかけはそれなのです。

テーマ #寄付について考える に寄せて、思ったことをつらつらと。
以上、自戒を込めて。

(了)

ヘッダー写真 撮影地 ニュージーランド 北島ワイポウアのカウリの森にて ©moya

最後までご覧いただきありがとうございます! 現在放送大学でPDFのアクセシビリティを卒業研究中。noteはそのメモを兼ねてます。ヘッダー写真はnzで私が撮影しました。 【ご寄付のお願い】有料noteの売上やサポートはnzクライストチャーチ地震の復興支援に使わせて頂いております。