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『そう簡単には乗り換えられない!?』 プチっとスタディ vol.4

[キーワード]

スイッチングコスト

[解説]

皆さんは
進行形で利用しているサービスの
乗り換えや切り替えをどのように判断していますか?

※音声版の耳からプチっとスタディなら全話無料で最後まで聴けます

そこに大きな影響を及ぼす要因がスイッチングコストとなりますが、
コストと言っても実は「お金」だけの話ではないんです。

そこには金銭的なコストはもちろん、「物理的コスト」「心理的コスト」も含まれます。

物理的コストとしては
・利用候補の情報比較
・申請や解約手続きの工数
・切り替え後の新旧サービス差異への慣れ

心理的コストとしては
・サービススタッフとの関係
・利用者同士のコミュニティ

というように、切り替えに伴う
「単発的、短期的労力」が含まれます。
(ほへー)

それら全てがスイッチングコストとして影響してくるわけですけど…
これを上手く活用出来るかどうかが
サービス提供者の命運を分けることになります。
(重要じゃないか!)

[ケーススタディ]

これも前回同様、ケータイを例に挙げて見ていきましょう。
各々使っている(使っていた)ケータイ会社との契約内容を思い浮かべて下さい。

今でこそSIMフリーやら楽天モバイルやら選択肢も多くなってきていますが、
ちょっと前まで3大キャリアのユーザーの奪い合いが激しかった事は
記憶に新しいはずです。
(わからない層もいるかもしれない笑)

各社ともMNPが導入されてからは、
尚のこと
「いかにユーザーを維持するか」
「いかにユーザーの自社への乗り換えを図るか」

に躍起になってましたよね?
※MNP=マイナンバーポータビリティ

例えば
①めちゃくちゃ高い解約手数料(金銭的)
②新規契約や解約に係る手続きの手間(物理的)
③アカウント(番号やメール)の一新(心理的)

(③はスマホ時代になってからは薄まったかな?笑)

上記に挙げたのはそれぞれ1例ですが、①〜③のようなスイッチングコストを
「ユーザー保有時にはいかに高く保つか」
「新規ユーザー獲得時にはいかに解消するか」
に気を取られて、
各社のサービス内容ってあまり差がなかったんですよね笑
(現在進行形か…)

まあ、それくらい重要視されるコストだということでしょう。

ちなみにvol.2のサンクコストもこのコストに含まれるケースは多いですよ!

[投げかけ]

皆さんが利用している何かしらのサービスを乗り換えるとしたら、
どういった条件が必要と考えますか?

それが各業界への新規参入時のヒントになるかも知れません。
試しに考えてみましょう!

以上
今回はスイッチングコストを解説しました。

[次回のプチスタ予告]

『インフルエンサー』
こちらを解説予定です。

なお、プチスタはテキストのみでなく音声配信も行っております。
拙い配信とはなりますがテキスト版から若干アレンジをしておりますので、宜しければそちらもチェック頂けたら嬉しいです。
「耳からプチっとスタディ」


そして、音声配信時は応援者様の紹介用に提供枠を設けております。
各回の提供枠は’期限付きで販売‘も行っているので、
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「プチっとスタディのサポーターズマーケット」


お楽しみに!

まだまだ未熟ないとぴーですが、今後もインプットとアウトプットに邁進します!もしサポート頂けたら投稿にも更に還元していきます!