『空いた期間が信憑性に影響!?』 プチっとスタディ vol.88
[キーワードと言い換え]
スリーパー効果
≒
時間の経過により情報源の信用如何の記憶が薄れ、内容のみが記憶に残ることで相対的に信憑性を増してしまう(または薄れさせてしまう)現象
[プチっと解説]
あなたも
誰かから聞いた情報に関して、誰から聞いたのかは忘れてしまっても内容は覚えているケースってありませんか?
仮に聞いた相手のことをあまり信用していなかったとしても、
それを覚えていない為に意外と情報自体は信用し始めていたりします。
(そんなことあるかなぁ…)
もちろん逆も然りで、
信用している相手方から聞いた情報の信憑性の評価は、ある程度期間が経つと低減します。
これらの現象はスリーパー効果と呼ばれ、
情報源と情報のそれぞれの影響力の違いが示されているわけです。
スリーパー効果は、
情報に比較し情報源の影響力の方が持続しにくい為に起こる現象と言えるでしょう。
では具体的に見ていきます。
[更に深掘り]
「vol.51の権威バイアス以降何度も登場しているケーススタディと同じようで違う経験」がピート君にも存在します。
(あの時はプチット君の話だった)
その際のエピソードはvol.55でも伏線回収された通り、
ヒコシ君の改善したアプローチによって短期間で状況に変化を及ぼしました。
気になる方や忘れてしまった方は各回を振り返ってみて下さい。
本題に入っていきますが、今回は
「しばらく期間が空いたことで自然と情報に対する信頼が増して行動に繋がった話」
となります。
(答え言っちゃってるじゃん笑)
ピート君は部活もクラブも休みの時には、
家で勉強に勤しむ結構マジメなタイプです。
ただ学年が上がるにつれて、
いまいち学習効率が上がらなくなってきた感覚を覚えていました。
ピート君は一旦机に向かうと、時間があるときは4~5時間通しで勉強し続けます。
ですが、ずっと集中力が続いているわけではありません。
(それはどうなの…)
ある時、従姉妹が遊びに来た時にその様子を見かねて、
vol.64のポモドーロテクニックをオススメしてくれました。
(出た笑)
ですがその従姉妹がチャラ付いた見た目と態度ということもあり、
ピート君としてはあまり信用している人物ではありません。
ちなみに彼女の面子を守る為にお伝えしておくと、
実は進学校に通い、その中でも上位の成績を取っている優秀さです。
※ピート君はそこもよくわかっていませんが笑
それから3カ月程経過し、
相変わらずの勉強法を続けていたピート君も流石に限界を感じてきました。
そんな時に食卓に出てきたトマトを見て、
ポモドーロテクニックの事を思い出します。
いつどのタイミングで誰から聞いたかは覚えていませんでしたが、
テクニックの内容は覚えていました。
次の勉強の機会から取り入れてみたところ、
集中も出来るし、前よりも学習効率も上がるしで自信を取り戻していきます。
今ではポモドーロテクニックが習慣となり、
自ら人にもオススメする程です。
(従姉妹に感謝しなよ笑)
[投げかけ]
あなたも
時間を置くことで情報の信用度が変化することをうまく活用してみてはいかがでしょうか?
以上
今回はスリーパー効果を解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回は
『インサイト』
こちらを解説予定です。
お楽しみに!
まだまだ未熟ないとぴーですが、今後もインプットとアウトプットに邁進します!もしサポート頂けたら投稿にも更に還元していきます!