『ネガティヴ感情にも別の意味づけを！？』　プチっとスタディ　vol.55

2021年9月25日 17:34

［キーワードと言い換え］

リアプレイザル
≒
ストレス的な感情に身を任せずに物事の再評価により別の意味づけをするメンタルコントロール術

皆さんも
「最悪だ」とか「イライラする」といったように、
起きてしまった物事によってネガティヴな感情が湧き上がってしまうことはありませんか？
(もう、しょっちゅうなんですが笑)

※音声版の耳からプチっとスタディなら全話無料で最後まで聴けます

そのような負の感情に身を任せて発言や行動を重ねてしまうと、
物事はより悪い方向に進んでしまいます。
(似たようなのどっかで出てきたな…)

思い出して頂けた方もいるかもしれませんが、
vol.26のレジリエンスと話の属性は一緒です。

レジリエンスは総括的な「心の回復力」についてでした。

この能力を高める要素として、
「ストレス感情を生じさせた物事を改めて意味づけしてポジティブに転換」させる
リアプレイザルというスキルが存在します。

つまり今回はレジリエンス強化の為の回ですね。
(ありがてー笑)

さあ、ではケーススタディに進みましょう。

vol.51権威バイアスのケーススタディで、
ヒコシ君がプチット君に体幹トレーニングについてアドバイスをくれたのを覚えておいでですか？
(あったねそんな事)

その時の出来事をヒコシ君目線で展開していきます。
(読み返してこいってことね笑)

簡単に振り返ると、
サッカーでもっと上手く強くなりたいプチット君が、
顧問の勧めたトレーニングに没頭していた話でした。

ヒコシ君はプチット君の努力精神に感化されて、
「せっかくだからアドバイスして力になろう！」
と思ってくれたようです。

体幹トレーニングのスペシャリストを父に持つヒコシ君なので、
ヒコシパパから直々に教えてもらって実践している自身のトレーニング方法を、プチット君にもレクチャーすることにしました。
(結局は優しいやつなんだな)

プチット君も教えてもらったその場では感謝の意を示していたものの…
一向に新しいトレーニング方法を実践している気配がありません。
(おや…)

流石にヒコシ君も
「アイツ、せっかく教えたのになんでやらないんだよ！こうなるなら教えなきゃ良かったわ。。」
とショックを受けます。

ましてや自信のあるトレーニング方法だった為、
かなり動揺したようです。
(心中お察しします)

ヒコシパパにもこの件の愚痴を溢したところ、
「そんな一方的に決めつけたら勿体ない。何か事情でもあるんだろ。」
と諭してくれました。

「まあ、たしかに。」
と感じたヒコシ君は、別の視点で考えてみることにしました。

「仮にもともとのトレーニング自体が他の誰かに勧められたものなら…そっちも無下には出来ないかも。」
と、なかなか鋭い推察です。
(ほほー)

権威バイアスももちろん影響はしていましたが、
プチット君は顧問に勧められたトレーニングからの切り替えに抵抗を覚えていたんですね。

ヒコシくんは更に、
「だとしたら、もっと違う伝え方が出来ればプチット君もこのトレーニングを試してくれるかも…これは俺自身の伝え方のトレーニングだ！」
と考え方を切り替えました。

無論、その伝え方はvol.39のゴールデンサークル理論に準じます。
https://note.com/_z_z_z/n/n15c0bc447921

これにより、
「プチット君は効率的なトレーニングを実践出来るようになり」、
「ヒコシ君は人に行動を起こしてもらえる伝え方を工夫する意識が芽生えた」
という結果になりました。

ネガティヴな感情を抱いた物事を上手くポジティブに転換することで、
ヒコシ君もまた成長に繋げることが出来たわけです。
(すごいな笑)

ちなみに
「ストレス感情が湧き起こったらリアプレイザルを実践する」
なんて習慣をつけるのもありかも知れませんね。
(ここでvol.25のif-thenルールを畳み掛けるんですね笑)

皆さんもネガティヴな感情を抱いた時こそ、
別の意味づけが出来ないか考えてみてはいかがでしょうか？

以上
今回はリアプレイザルを解説しました。

次回は
『カクテルパーティー効果』
こちらを解説予定です。

なお、プチスタはテキストのみでなく音声配信も行っております。
拙い配信とはなりますがテキスト版から若干アレンジをしておりますので、宜しければそちらもチェック頂けたら嬉しいです。
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お楽しみに！

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