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受賞歴も何もない私が18歳でプロバレエダンサーの夢を実現させた話 5

こんにちは!ゆうきです。

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受賞歴も何もない私が18歳でプロバレエダンサーの夢を実現させた話 4

をお読みいただきありがとうございます!

今までバレエが大好きで大好きで仕方なかった私ですが、今回はガラッと変わります。身も心も大きくなっていろんなことを知って感じるようになった私は、少しずつバレエから気持ちが離れていきます

【12歳】

初めてコンクールに挑戦しました。

バレエのコンクールはどのようなものか説明すると、大きなホールで5日間前後かけて行われます。バレエは完全個人競技ですので、衣装やメイクもバッチリの出場者たちが朝から夜まで3分ほどの作品をひとりひとつずつ披露していきます。予選、決戦と進み、上位獲得者には海外バレエ学校の入学許可や奨学金が与えられます。審査員は日本や海外で活躍するバレエダンサー、各バレエ団の芸術監督やミストレスなど。

私は、「ドン・キホーテ3幕より キトリのバリエーション」を踊りました。

迎えた本番当日。予選敗退です。

でも、コンクールに出てひとりで踊ったことにすでに満足感を感じていたというか、本気で賞を取りにいってやる!みたいなやる気は正直なかったんです。そんな気持ちで出場して当然の結果です。一緒に頑張ってくれた先生にも、お金を出してくれた母にも、最低のことをしました。本当最低です。

この頃の私は今までと考え方が変わっていましたバレエに縛られず色んなことやりたい!になっていました。妹の髪の毛をいじるのが好きだったから美容師になりたいとか、中学生になったら部活に入りたいとか、放課後はレッスンじゃなくて友達と遊びたいとか。

この時から頭の中がバレエ!バレエ!では無くなっていました。でも本当にバレエしかやってこなかった私は、歯磨きとかお風呂とかと同じくらいバレエの存在が当たり前になっていました。だからバレエを辞めるという選択肢は頭の中に浮かんできませんでした。

プロバレエダンサーになりたいからというよりも、レッスンがあるから、という理由でお教室に通っていただけという感じになっていたように思います。

【14歳】

2度目のコンクールに挑戦しました。

しかし、14歳になっても2年前に抱いた気持ちはあまり変わらずむしろ強くなっていました。理由は周りのみんなが楽しそうに部活をやっている姿が羨ましかったからです。授業が終わったら部活の友達と部室に行ったり、クラスは違くても部活が一緒だから仲良しだったり。私はバレエがあるから部活に入れなくて、授業が終わったらひとりで校門を出ていたし、同じクラス以外に友達なんてできるわけがありませんでした。

私の踊った演目は「海賊のバリエーション」でした。普段のレッスンとは別の時間に踊っては直し踊っては直しの繰り返しを2時間です。

結果は予選通過。前回より良くなりましたが入賞には届きませんでした。

この時のメンタルはヨワヨワで頑張ろうと思っても心から本気で思ってるわけじゃないから、普段のレッスンから「やろう」ではなく「やらさてれる感」を感じていました。今までは楽しくてレッスンに通っていたのに。

月謝払ってるし、バレエなかったら私何もないし、とりあえず行くか、みたいな感じでした。周りの人に「バレエ大好きなんだね!」「バレエ大好きだから続けてるんでしょ?」と言われても、「うん」と言うけどその言葉がすぐには出てこなくて一旦喉に突っかかりました。

今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます!続きも読みたいと思ったらフォロー、スキ、よろしくお願いします!コメントもお待ちしております。

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