一人でハラハラしちゃったこと。
昨日までの怒涛の仕事の疲れをひきずりながら、朝のハンバーガー屋でまったりしていた。
若いお母さんと4歳位の女の子の二人連れが、私の近くの席に座った。
お母さんは店内備え付けのアルコール消毒液で、テーブルを消毒しようとしている。
突然、するどい声がした。
「どけっ、って言ってんだろ!」
「なんど言ったらわかるんだよ。どけって。バカなのか!」
そのお母さんの声だ。女の子はノロノロ席を立つ。
こういうシーンを見かけると、すごいハラハラしてしまう私。ついつい気になって、聞き耳を立ててしまう。
女の子はペットボトルのドリンクを持っていて、お母さんに蓋を開けてもらおうと、ペットボトルをお母さんに手渡した。
「開けて下さい、だろ!」
と、言葉遣いを注意するお母さん。どうやら自分の言っている事の矛盾には気づかないらしい。
落ち着かない気持ちで、ほとんど無くなったアイスコーヒーをすすり、ストローで氷をかき回す。こういう空気、本当に苦手。
しばらくして、静かになったなと思ったら、女の子がしきりにお母さんに話しかけてるのが聞こえる。話している内容はよく聞こえないが、なんかご機嫌でひっきりなしに喋っている。お母さんは、面倒くさそうに、でも、それにちゃんと対応して、いちいちなんか答えている。そこには和やかな母娘の姿があった。
あれー、なんかお母さんの印象変わったな。
あの言葉遣いはあの母娘にとっては日常で、勿論それは良い事ではないかもしれないけど、それだけではわからない事ってきっとあるよね。
思い出せば、消毒液で念入りに消毒してたのは、テーブルの女の子がすわる側だった。
あー、一人で勝手にハラハラしちゃった。
しんどい時は、相談できる人が近くにいますように、と願いつつ、心の中で、茶髪のお母さんにエールを送りながら席を立つました。
今日は映画観に行きます。
ジブリ終わっちゃう。
とりのこ
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