とくだけんいち

科学とは、世の中のことわりを理解するための哲学の一部であると信じている研究者。 機械工…

とくだけんいち

科学とは、世の中のことわりを理解するための哲学の一部であると信じている研究者。 機械工学、制御工学、情報工学を基礎として、最近は機械学習の農学への応用を目指しています。

最近の記事

閉店セールってこんな感じかも

ガン患者だけでなく、余命を確率で考えるような健康状態になった先達はこんな思いをしてるんだろうか。そんなことを考えたりしています。 検査結果で悪いものが見つかるたびに、今度こそこの世とのお別れが決まったかと考え、人生の店じまいの手順を考えたりします。 なんとなく、閉店セールのようだなぁと思ったり。 とりあえずギリギリまで元気に営業しながら、在庫整理をしたり昔からの取引先に挨拶して回ったりするのと似てるかもです。 (写真は、近所(兵庫県の方)で咲いてるヒルガオ)

    • 夏物

      暑くなってきたので衣替えをしようと夏物を引っ張り出そうとして、あれこれないのに気づきました。 そういや、昨年の夏の身辺整理の際に体型に合わなくなったものは全て処分したのでした。 少しくらい置いておいても良かったのにと昨年の自分を恨みつつ、今週の出張に使う半袖ワイシャツなどを通販でポチっとしてみたり。 回腸道管手術から1年たってたぶん体型が安定してきたと思いたいのですが、お腹の中を横切る導管のせいかウエスト周りがいびつです。 スーツのズボンは、とりあえずセミオーダーで合わせ

      • コロナ禍の中、高熱での緊急入院

        退院時に主治医から、急な高熱が出たらすぐに連絡するようにと言い含められていました。手遅れになるとヤバいことがあれこれとあるとのこと。 そして、退院から1ヶ月半が過ぎた休日の午後、手術跡が突然に腫れ始めました。その時は熱はなかったのですが、翌早朝、いきなりの高熱。 こりゃヤバいと、病院に電話。 しかし、コロナ禍のまっただなか。病院は大変なことになってるようです。高熱での診察の場合は、念のためのPCR検査をして陰性を確認しないと病院建物内に入れません。かなり待つことになり、診

        • レッグバッグを試してみました。

        閉店セールってこんな感じかも

          蓄尿袋を1人で張り替える練習のために

          蓄尿袋を1人で張り替える練習のために

          尿ストーマ装具のための捻れ防止治具「ねじれナイト」を買ってみました。

          尿ストーマ装具のための捻れ防止治具「ねじれナイト」を買ってみました。

          コロプラストのアダプターの蓋

          ストーマ用の装具としてコロプラスト製のものを使うことになったのですが、世界でもっとも古いメーカーなくせにちょっとしたところの使い勝手が悪かったりします。 例えば、夜間用のパックにつなぐためのアダプターにちょうど良いキャップが無くて、アルミホイル巻いたりサランラップ巻いたりしてました。 専門看護師からの助言では、UNI水性ペンのキャップがぴったりとのこと。貰ったキャップをつけると確かにきちんとはまります。 メーカーがこの手のものを出してくれたら良いのですが、無いとのこと。 自分

          コロプラストのアダプターの蓋

          男性トイレ個室にもサニタリーボックスをというニュースを読んで

          膀胱がんの男性などのために、男性トイレ個室にもサニタリーボックス設置をというニュースがありました。 Twitterでの反応はだいたい予想通りで、そんな汚物は持ち帰るべきとか捨ててほしくないという意見に、あったら嬉しいという意見がちらほら混ざる感じ。 尿漏れって、どんな感覚か、なってみないと分からないと思うのと、たぶん、年齢が高くならないとそのような状態にならないので全体的に見えにくいのではないかと感じました。 当の本人にとっては、まず、恥ずかしさが前面に出るので「尿漏れ

          男性トイレ個室にもサニタリーボックスをというニュースを読んで

          オストメイトになりました

          手術は想像していた以上に大変だったようで、というか、手術前はあまり深刻に考えないようにしていたので、12時間に及ぶ手術で膀胱摘出、回腸導管などをしてもらいました。 ほんの10年前だったら保険適用にもなっていないロボット支援下手術のおかげで、出血量も少なく回復も早いということで感謝しかありません。 で、手術が終わったらストーマついているよと事前に言われていたとおり、尿ストーマがついていて日頃のケアを早速、覚えていかなければいけません。 事前に聞いた説明やマニュアルなどを読

          オストメイトになりました

          食べられることへの感謝

          主治医から「今はたくさん食べて体力をつける時です。」と、食べるように指示を受けながら過ごしています。 最初は大変でした。口からモノを入れずに点滴だけで1週間過ごしていたわけですから。 でも、水を摂取できて胃腸が動くのを確認できると食べて大丈夫でしょうと、流動食からスタートしました。 流動食とはいえ、口から摂取する食事の美味しいこと。「きんぴらごぼう」「シャケの卵とじ」などはそれぞれミキサーにかけてペーストになって原形をとどめてませんが、それぞれの味がします。歯触りあればと思

          食べられることへの感謝

          思索できることへの感謝

          手術が終わってからのほぼ一週間は、痛みを抑える薬のために最初は朦朧としていて、そのあとも38度近い微熱で意識混濁した状態で過ごしていました。 その間、いろんなことを考えようとするのですが、数分考えるだけで夢と混じってしまいます。中には面白い夢もあって、夢の中の色んな人と対話できるのは「自分」が何者かを捉えなおすことができる気がするのですが、この話題は後実必ずまとめておきたいと思っています。 とにかくも、一週間は「ものすごく痛いわけではない」「ものすごく辛いわけではない」状

          思索できることへの感謝

          手術前夜

          緊張してないと言えば嘘になります。いろいろ気分転換になる道具やマンガなどを持ち込んだものの、じっと集中してることができないので、やはり緊張してるんだろうなぁと。 機械の身体をもらう感覚ってやっぱりこんな感じなのかも。 ブラックジャックのように切ったり繋いだり、外科医ってすごいよなぁとも思ったり。

          入院しました。

          悪性腫瘍が見つかってからいろんな検査をして、ようやく治療に入ります。標準治療の抗がん剤の効果が見込めないと言われて、いきなりの摘出手術です。 標準治療というのは沢山の経験のもとに作られてるのだと改めて認識。そこから外れるというのは、ただただ怖かったり。 痛いのは嫌だなぁ、苦しいのは嫌だなぁと思いつつ、信頼できる医師とスタッフに任せて、あとは祈るだけ。

          入院しました。

          「闘病」の記録をつけようかと準備始めたものの

          1月下旬に悪性腫瘍と言われて、治療開始したら「闘病」の記録をつけてみようかと準備を始めたのですが、なかなかその治療までたどり着きません。 検査して、検査して、検査のための手術で入院して、病理検査の結果が出たあと、次の検査の予約を入れたりしてます。 治療が始まるのは4月以降となりそうです。

          「闘病」の記録をつけようかと準備始めたものの