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死ぬまでにやりたいこと、やってみる

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泥のような日々から砂金の瞬間を集めたい
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「映画を100本観たい」をやってみる

「映画を100本観たい」をやってみる

映画を好きになったのは、近所だからという理由で映画館のバイトを始めてからだった。

それまでは年に数回観るか観ないか、くらい。

でも、大学生でバイトをはじめてから映画好きな人に囲まれて、その人たちがあまにり楽しそうに好きな映画の話をするので、少しずつ見たい映画が増えていった。

ゆっくり3年ほどかけて、見た映画が100本になった。

もちろん、大台に乗った誇らしさもあったけど、元々興味の薄かった

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「でかいねるねるねるねを食べたい」をやってみる

「でかいねるねるねるねを食べたい」をやってみる

あの混ぜる時の魔法少女みたいに青からピンクに変わるワクワクと、甘ったるい味が好きだ。

そして、何度食べてもそれが変わらないことが好きだ。

もっと、もっと私に大量のねるねるねるねを食わせろ!と小学生の私は食べ終わる度に思っていた。

働き始めてからも、スーパーで見かけるとたまに思い出してはねるねるねるねを食べていた。

大人のパワーで大量のねるねるねるねを買って合体させようかと何度か思ったが、な

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「競馬してみたい」をやってみる

「競馬してみたい」をやってみる

ものでもお金でも、手に入れるうれしさよりも失う悲しさのほうがデカいタイプなので賭け事には縁が無いと思っていた。

ただ、縁がないからこそ、なにが人をあんなに熱狂させるのか、気になっていた。

友達が仕事の下見で競馬場に行かなくちゃいけない(どんな仕事なのかは置いといて)と聞きつけて、それは想像よりも早く叶えることができた。

まず、競馬場、めっちゃ遠い…!

こんな遠くまでみっちり人が集まるなんて

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「路面電車で一番遠くまで行きたい」をやってみる

「路面電車で一番遠くまで行きたい」をやってみる

路面電車は、心を置いていかない速さで進むから好きだ。

ビュンビュン進む新幹線も景色がどんどん変わっていく在来線も好きだけど、路面電車はいつも見ている道をなぞるように進んで、それと同じ速度で自分の気持ちもまるくなっていく。

運転席の一番近くに座って正面の窓をのぞくと、街を開いていくような気持ちになる。

路面電車は一回乗るとどこで降りても同じ金額なので、どうせなら1番遠くに行ってみたいという計画

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「タコの踊り食いがしたい」をやってみる

「タコの踊り食いがしたい」をやってみる

冷静にタコの気持ちになって考えると絶対嫌な食べられ方ではあるのだけど、
タコが好きなのと、まだ動くものが口に入るのってどんな感覚なんだろう、と昔から気になっていた。

一番は船の上で釣ったタコをそのまま…が理想だったけど、
その前に会社の近くの居酒屋で「タコの踊り食い」を見つけた。

同期にもタコの踊り食いが夢だと言っていたので、
「よかったやん!」「やっとやな!」と言われながら意気揚々と頼んだら

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「宝くじを買ってみたい」をやってみる

「宝くじを買ってみたい」をやってみる

宝くじは、希望だけじゃなく、猶予を与えてくれる。

前の職場で働いていた時、辞めたい波が定期的に訪れた。

正確にはずっと働きたくない気持ちはある中で、
今すぐ辞めなければならん!!!という大きい衝動に駆られるタイミングが何回かあった。

その時に、いやでも、辞めてどうするんだ?
辞めたら他になにができる?
という自問自答を何回も何回も繰り返して、
私には選択肢がないと諦めていた。

ある日から、

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「銭湯はしご旅したい」をやってみる

「銭湯はしご旅したい」をやってみる

銭湯の醍醐味は、その帰り道にあると思う。

銭湯のガヤガヤと心地よく反響する音とか、

足を伸ばしても余る広い湯船とか、

知らない人の緩んだ表情とか、

熱っぽい肌を風が冷ましていく気持ちよさとか、

いつもの帰り道でも違う景色に見えるほど、
前向きな気持ちにさせてくれる。

お風呂に3回入れば3倍身体がピカピカになるわけではないけど、
銭湯の心地よさはどうなるんだろう。

大好きな京都で銭湯を

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