蒼の彼方のフォーリズム - BLUE HORIZON - #5
3 センパイを信じようと決めた夜から数日。
わたしは反転して、不信の塊になっていた。
「よーし、ふたりともよく頑張った。今日の練習はここまでにしよう」
「はぁ、はぁ……」
大会以降、一層厳しくなった練習メニューに息を乱しながらセンパイを見る。
「はぁっ……はぁ……ま、晶也さ……ぶ、ぶちょ、鬼です~」
「窓果、クールダウン手伝ってやってくれ」
「はいは~い部長、お任せください部長、部長!」
「……ふたりして突然部長呼ばわりしてきてるけど、新手の嫌がらせか? ふさわしくないっ