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“エンターテインメント”、そして”人”

こんにちは、きょんぴらです。きんぴらではありません。
新年も早いもので既に3日が経とうとしています。
もうあの"ichiban"を見てから、3日か…と時の速さに震えている今日この頃です。

何十人もの人が一瞬のために何日もかけて積み重ねてきたものが、メディアの忖度という名の餌食になるのってどうなのと振り返って感じた2022/12/31。

2021年と2022年の12月31日、紅白の観覧に足を運んで、たくさんの人の努力を目の当たりにして感じたことを、綴ります。

「裏」と「表」

テレビって、裏側というかスタッフの頑張りって、カメラに映ったらまずいというか映さないように"綺麗"に見せようとするじゃないですか。(私はそう思ってる)

少なくとも初めはエンタメへの関心や好奇心があって、
そして、人を笑顔にしたくて、真実を伝えたくて、各々の職についた人もいるはずなのに、一般の私たちに届くのは「どれを信じていいのか、はたまた印象を左右する情報と場面」。

業界に染まっていくから仕方ない、それが業界のルールでしきたり。
私を含む一般の人にはそう飲み込むことしかできなくて、
だから「情報の取捨選択」なんて言葉があって。

それなら、ただ1つしかない真実を報道すれば、取捨選択する必要もないやん!
みんなが同じ方を向いていられるやん。まあでも、その枝分かれを生むことで、生業として生きていける人がいる、家族を守ることができるのも事実で。そういう人たちを批判したいのではなく、どうして世界はこうなってしまったのだろうという、悩んでも解決し切れない疑問に日々頭を悩ませています。

芸能人って、人種じゃないよね?

エンタメを志している私にももちろん、これまで色んな推しがいました。
けれど、その9割が解散・脱退。私、ついてなさすぎない?(笑)

あるアーティストが歌番組で、歌唱中にとある発言をしたんです。
そしたらSNS大炎上。見た目はヤンキー感漂ってたんだけど、中身はすごく人間らしくて見た目とのギャップ。すごいよく考えて、純粋な人。でも、人生波瀾万丈だったみたいで、人からの見られ方とか人の生と死とかにも触れてきた人。歌唱力がすごくあって、評価されている人。

けれど、そこにあったのは何も人となりや価値観を知らない人の、
「歌下手なんだよ、辞めろ」「非常識」、他にもここには書けないくらいの言葉の刃物の数々。

確かにね、発言の内容は非常識だったかもしれない。
だけど、その発言だけで実績もスキルもあるのに人間性の否定まで辿り着くんだって、絶望したんです。

芸能人は人種じゃなくて、職業でそれが人の前にでるという特殊性をはらんでいるだけ。

誰かの笑顔の理由になりたいという人が人生をかけて魂と熱と力を注ぐ、そしてそれを仲間と形にしていく、そのためにサポートする人がいるそれがエンタメだと、私は思います。綺麗事です。わかってます。そうであって欲しいと強く私が願っているだけです。

人を笑顔にしたいと願う人が、享受する側の人間の言葉の刃物によって心を傷つけられる。

悔しい。悔しい、悔しい。

どんな思いで、どんなメッセージを込めて作っているのか。
そこに触れられない一般人には人間性も価値観も、目に見えるものでしか判断できない。

「相手の立場に立って考える」

そんな言葉がありますよね。人は自分とは違うことを否定したくなるし、自分を認めて欲しいとさえ思う。それが、時に暴走になり、言葉の刃物に変わる。

他者を受け入れるのは確かに難しいこと。それもわかります。
私だって苦手な人、意見が180度違う人います。でもできるだけ、まず「その人はそうなんだ」を飲み込んだ上で、「自分の想い」を伝えるようにしてます。

私もできた人間ではないので、出来ない時だってやっぱりあります。
だから、誰かにとやかくも言えないな、という複雑な気持ち。ですね。

今日も「悔しい」

エンタメ業界は華がある。

と思われがちです。
と、この2〜3年参加してきた企業説明会、面接で飽きるほど言われました。

「実際は“地味な作業”ばかりです」、と。

でもその華を作るのは何十人もの人の想いと声と時間であり、だからこそ達成感を共有しあえる喜びや感動があるのだと思っているし、私はそれが好きなんです。

そんな目に見えない努力がこちら側の眼に見えるようになれば、人を推し量ることが少しばかりできるようになると思うのに。

「ファンは彼らの努力なんて知り得ない。」
なんてことがどうして常識として定着してしまうのか、すごく悔しくてですね。
アーティストとファンは対等ではない、というのもものすごくわかるんですけど、
根本は人=人ですよね?

 “アーティスト”、“ファン”という肩書きがついているから、そう言われてします理由なのかな、と思う今日でした。


やっぱり今日も、諦められなかった。


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